お盆特別講座「アンガーマネジメント」

お盆特別講座

今年もお盆の時期がやってきましたね!

今年のリスタートは、8月10日~16日の6日間がお盆期間となります。

前半の10日,11日,12日は、去年と同じく「アンガーマネジメント」についての特別プログラムとなります。

怒りとは何か

怒りが沸いてくるとき、脳内では”ノルアドレナリン”と呼ばれる成分が分泌されています。

ノルアドレナリンは神経を興奮させ、血圧や心拍数を上げることで身体を活性化させるのですが、これは相手を攻撃するための準備として行われると考えられます。

動物が怒りの感情を表すのは、戦う必要があり、相手を攻撃するときです。

一方で、怒りが沸いているときは、扁桃体が反応することで不快感や恐怖感も感じやすくなります。

では、戦う必要があるタイミング、「怒り」が必要となるタイミングとはどのようなときでしょうか。

それは、自分が危険にさらされたとき、何者かに攻撃され、危害を加えられたと感じたときです。

さて、社会で生活している人間は、日常生活の中で物理的な攻撃にさらされることはそう多くないかと思います。

では、どのようなときに怒りが沸いてくるのでしょうか。

答えを言ってしまえば、「自分の考え」が否定されたと感じたときです。

人は皆それぞれ別の価値観や考え方を持っており、時には自分と違う考えを持つ相手から口を出されたり、自分には考えられない行動をしている他者を目にすることがあります。

そんなとき、「自分の持っているルールに違反している」=「自分を否定される」ことにより傷つくのを恐れ、怒りの感情が湧いてくるのです。

アンガーマネジメント

アンガーマネジメントとは、名前の通り「怒り」の感情を管理する、言い換えれば”怒りをコントロール”することです。

怒りの感情を表に出すと、現代社会では周囲に悪い印象を与えてしまいます。

しかしだからと言って、怒りとは押し殺さなければいけないもの、存在してはいけない感情というわけではありません。

むしろ、自分の求めることを相手に伝えるためには怒りの感情を利用できることもあるのです。

重要なのは、「不要な怒りを減らすこと」と、「必要な場面でも相手にそのままぶつけないようにすること」です。

怒りを覚えるタイミングが多ければ自分自身辛いですし、周囲との人間関係にも悪影響を及ぼしてしまいます。

いざ、怒りによって相手に何か伝えたい時にも、そのまま怒りの感情を見せてしまうのは良い結果になりません。

うまく怒りをコントロールすることができれば、快適な生活を送りやすくなるのです。

怒りが沸いてしまったときは

まずは、怒りが沸いてしまってからの対処法について考えていきましょう。

怒りが沸いてきてしまったとき、あなたはどのようにしていますか?

ついつい怒鳴りつけてしまったり、物に当たってしまうという人もいるかもしれません。

実は、怒りのピークを過ぎるまでにかかる時間は、およそ6秒程度と言われています。

ムカッと来てしまっても、最初の6秒を耐えることができれば、その後は冷静に判断がしやすくなるのです。

今日の特別講座では、怒りが沸いてしまった直後をどのように乗り越えるかについての課題に挑戦しました。