就活お役立ち講座㊵「社外の人との付き合い方」

就労移行支援事業所リスタートでは、毎週月曜日就活対策講座を行っています。

就活対策講座では、ビジネスマナーや面接の練習など、就職活動をする上で必要なスキルを学んでいます。

「就活お役立ち講座」では、今まで講座で行ったものの復習や、今後必要となってくるであろうスキルについて紹介していきます。

接待での注意点

新入社員であっても、接待の席に同席する可能性はあります。

その時に、どのような態度や行動を心がければいいか見ていきます。

「相手を楽しませる」というのが接待の目的です。その目的を果たすように、仕事として臨みましょう。

相手を楽しませるには、気持ちよく会話をしながらお酒や料理を味わってもらい、お酌などに気を配らなければなりません。

お酌の仕方としては、近い席の人の飲み物がなくなりそうになったときに、「よろしかったらどうぞ」と言って笑顔で行います。

お酌を受けるときには、グラスに残っている飲み物を飲み干してから、「ありがとうございます」と言って、注いでもらうのが基本です。

なお、飲み物が半分以上グラスに残っているときは、一気に飲み干す必要はありません。相手が注ぎやすい程度にまで減らせば大丈夫です。

また、心地よい食事の席にするためには、マナーにも気を付けましょう。

たとえば、新入社員によく見られるのが、食べることだけに集中してしまうことです。

接待の場では、相手にとっていい聞き役になるよう努め、食べるスピードもまわりの人に合わせます。

食べるスピードが自分だけ早くなってしまいそうになったら、手を置いて調整するようにしましょう。

そして、食事のマナーは、食事や会話を楽しむためにあるものです。マナーを守り、周囲に気を配りながら楽しみましょう。

幹事を任された時は

仕事にも慣れてくると、上司から幹事を任されることもあります。

そうなった場合の注意点をみていきましょう。

まず、幹事を任されることが決まったら、情報収集が必要です。

接待の目的や出席者、予算などを上司に確認します。

そして、この情報からお店を選びます。

その際、接待する相手の好みを優先し、かつ相手にとって便利な場所にあるお店にします。

先輩がよく使っているお店の中で決めれば間違いがないはずです。

当日は、幹事として常に冷静でいることが求められます。

幹事には会をコントロールする役割があるので、自分が楽しむことは二の次にして、飲み過ぎないようにしましょう。

周囲に目を配り、会話に入っていない人がいれば、「飲んでいますか?」「これおいしいですよ」と声をかけてみるなど、みんなが楽しめるよう心掛けることが必要です。