繊細で真面目な人のメンタルケア講座 ~楽しくない、辞めたい、辛い人~
仕事が楽しい人と、そうじゃない人
- 仕事が楽しくない、辛い、面白さを感じられない。
- 楽しそうに働いている人がうらやましい。
- 辞めたい、転職したい。
仕事の悩みは尽きません。
しかし楽しくないからとすぐに転職をしてしまうのは早計かも!?
そんなあなたへの処方箋です。
仕事は楽しいわけがない!?
楽しいと感じられる人は少数
SNS、仕事帰りの飲み屋、休日のカフェ・・・
仕事への愚痴がぽろぽろとこぼれてしまいます。
でも大丈夫です。
仕事を楽しめていないのはあなただけではありませんし、そんな人は少なくありません。
むしろ、ほとんどの人が「楽しくない」と感じたことがあります。
若ければ若いほど、好きじゃない、楽しくない、と感じやすいのです。
好きじゃない仕事、得意じゃないことも多いでしょう。
給料のため、生活のため、と割り切っても辛いものは辛い、そういう人がほとんどなのです。
しかし、先輩や上司は仕事へのやりがいを感じているように見えます。
採用サイトを見ても、みんなが「やりがい」「楽しさ」を感じているふうです。
好きなことばかりやる仕事はない
仕事を楽しめている人と、そうでない人の違いは何なのでしょうか。
好きだから?
やりがいがあるから?
どちらも正解でしょう。
しかし、仕事を楽しめているからといって、好きなことばかりの仕事というわけでもありません。
どんな仕事、どんな職場にも修行期間があり、その職場、その仕事に慣れるための努力が必要になります。
そんな下積みの期間は、たくさんのことを覚えなくてはならないし、慣れない気遣い、人間関係もストレスになります。
これはどんな人にも共通なのです。
修業期間の「若手」が仕事を楽しむ方法
そんな修業期間のはずなのに、どうしてあの人は楽しそうなのでしょう?
それはズバリ、自分で考えているからです。
覚えなくてはいけないことについて考えてみましょう。
なぜそれを覚えなくてはいけないのか、なぜその仕事なのか。
目的を考えます。
仕事に慣れるため、仕事を任せられるようになるための知識、ミスを減らすためのやり方。
どんなことにも目的があるはずです。
目的を考えたうえで、自分なりに「目標」や「できること」を考えてみましょう。
ここまで覚えてみる、ここまで覚えたら頭でシミュレーションしてみる、ここまで覚えたら先輩の仕事に当てはめてみる。
プラスアルファでできることはないか考えてみる。
言われたことだけをやるのは楽ではありますが、「やらされている感じ」、やりたいようにやれないという苦痛があります。
だからこそ、仕事の目的に合わせて、今の自分で可能な範囲内で「できること」を考えてみるのです。
部活でも、最初は基礎のトレーニングばかり。
しかし試合に出たい、プレイしたいという目標があるから、自分でできることを精いっぱいやろうという気持ちが起きますね。
仕事でも一緒で、目的を見つけ、自分なりの目標、できることを考えると、「やらされている感」から卒業できるのです。
好きなことを仕事にすれば楽しい?
好きなことを仕事にすれば楽しい!
と思って、好きなことを探したり、好きな職種を探したりします。
しかし、好きなものを見つけたとしても、やはり修業期間は必要です。
好きなことができないからと転職をしても、次の職場でもやはり修業期間があります。
また、好きなことができる会社であっても、
お客様からのクレームになってしまうことや、自分でまかなわなければならない事務作業も必ずあります。
仕事を楽しんでいそうなあの人だって、
楽しいことばかりだけじゃなく苦手なこと・大変なことも必ず同時進行です。
まずは、今いる環境でできること、学べることをきちんと身に着け、今いる環境で一人前になることを目指す方がよいのです。
ひとつのことでハンパなままで次の仕事を始めても、間違いなくまた別の修業期間が待っています。
逆に、苦しい修業期間を乗り切れば、次の仕事では即戦力として重宝され、楽しみながら仕事ができるでしょう。