紹介!コミュニケーションのテクニック ⑲ ~話すときの”間”を大事にしよう~
紹介!コミュニケーションのテクニック
就労移行支援事業所 リスタート では、毎週月曜日にワークショップを、火曜日にはコミュニケーションプログラムをやっています。
これらは、社会で生きていく上で避けて通れない「対人関係」を円滑にするため、「コミュニケーションに慣れる」ことを目的としたプログラムです。
ここでは、良好な人間関係を築いていくために気を付けたいコミュニケーションのテクニックを紹介していきます。
相槌が撃てる程度に”間”を入れる
今回は、話をするときに意識したい”間”についての話です。
話をするときに意識したいことが3つあります。
まず1つ目は、相手が理解できるスピードで話すこと。
次に、ひと言で言いきれるくらいの短文にすること。
最後に、誰でもすっと頭に入ってくるような簡潔な文章であることです。
私たちの脳が1回で理解しやすいのは、おおよそ1分間に300文字程度と言われています。
文章で言うならば、「、」ではなく「。」で区切るイメージを持ちましょう。
「相手や自分がどんなメッセージを発しているか考えることは大切なことである一方、常に意識することは難しく、意識し過ぎることで人を避けることにも繋がるため、それを補うもの、強化するものとして、言語的コミュニケーションや工夫が必要となります。」
という説明がしたいのであれば、
「相手や自分がどんなメッセージを発しているか考えることは大切なことです。一方で、常に意識することは難しく、意識し過ぎることで人を避けることにも繋がりかねません。それを補うもの、強化するものとして言語的コミュニケーションや工夫が必要となります。」
というように区切ったほうが頭に入ってきやすいでしょう。
1文の文字数は30文字前後、長くとも45文字程度が聞き取りやすいので、事前に文章を作っておくときなどには意識してみてください。
また、1文を話すごとに、一拍間を空けることも重要です。
目安として、「うん」とゆったりうなずくことができるくらいの間を空ければ、相手が話を理解するための時間を作ることができます。
また、ビジネスの場面で話すのであれば、使う接続詞にも気を配る必要があります。
「~ですけど」「あと~」「~とか」「~だし」「~なんで」
こういった接続詞は、普段の話し言葉であれば問題ありませんが、ビジネスの場には相応しくありません。
これらの代わりに、以下のような表現を使うようにしてください。
・「つまり」
・「要するに」
・「それでは」
・「それによって」
・「しかしながら」
・「さらには」
・「一方で」
・「したがって」
・「そのため」
・「あるいは」
・「加えて」
・「なぜなら」