仕事が嫌、転職したい
- 仕事が楽しくない、辛い、面白さを感じられない。
- 楽しそうに働いている人がうらやましい。
- 辞めたい、転職したい。
実に半数以上の人が、仕事が楽しくないからやめたい、と考えたことがあるそうです。
ただ、楽しくないから、嫌だからと辞めてしまうのは早計かも。
修業期間に何も学べなかったということになってしまうし、
転職してもまた、楽しくない・苦痛な修業期間を乗り越えなくてはいけません。
ではどうしたらよいのでしょうか?
転職を考えたら
次の職場も楽しくない!?
若手、新人とよばれる人のうち、ほとんどの人が「楽しくない」「やりがいを感じられない」と感じたことがあり、
またそのうちの過半数が「やめたい」と考えています。
しかし、そのまま「楽しくないから」と辞めてしまっても、次の職場でも「楽しくない」のです。
それはなぜでしょう?
転職を繰り返す負のループとは
新人のうちは、やったことがない業務ばかり、指示ばかり受け、覚えることも多く、対人関係にも気をつかう修業期間です。
これがやりたい!と思って入社したのに、なかなか任せてもらえない。
修業期間は辛いものですが、辛いからといって逃げ出してしまうと、学べたはずのことを学べないままになってしまいます。
どの会社にも修業期間はあります。
また修業は、年齢を重ねるごとに、辛く堪えるものになります。
修業期間が嫌だからと転職をするたび、また修業期間が待っています。
しかも、転職のたびに自分も年を取り、修業期間が若いころより辛く感じます。
逃げ出してそこでまた転職・・・という負のループになってしまうのです。
これは対人関係でも、部活でも趣味の集まりでも、何にでも通用するものでしょう。
辛さがもっと強くなってしまうパターン
また、その修業が嫌だからと逃げ出してしまうのは、
やったことがない業務に挑戦したことがない人。
指示を受けると反発する人。
業務を覚える気がない人。
他人への配慮が出来ない人。
ということになってしまいます。
前職を辞めた理由が「マイナス」であると面接が受かりにくい、という面接対策での説明は、こういった理由があるのです。
人間関係が問題?
また、職場の対人関係は友情ベースではなく、安心して仕事を任せられるかどうかという信頼ベースです。
職場の対人関係が良好でなくても、仕事のための報連相ができる対人関係があればよいのです。
対人関係を理由に転職をしても、
職場内に愛情、友情を求める限り、また信頼を得るために基礎固め・指示を忠実にといった努力をしない限り、転職先でもつまづいてしまいます。
転職を考えるあなたへ
転職を考えていたら、その転職理由は「修業がイヤだから」ではないかどうかを確かめましょう。
今いる職場での基礎を100%学びきってからのほうが、新しい職場では「頑張れる人だ」という評価がついてきますし、当然スキルも身についた状態です。
もし「指示」「対人関係」「配慮」「挑戦」が嫌だからと転職しても、次の職場でも同じ理由での転職になります。
辛い修業期間を一度でも乗り越えた経験がないと、そうなってしまうのです。
そして修業期間は、転職するたび年を重ね、より辛いものになっていきます。
今こそ、目の前の修業に向き合うべきタイミングかもしれません。