就活お役立ち講座㊸「お辞儀のポイント」

就労移行支援事業所リスタートでは、毎週月曜日就活対策講座を行っています。

就活対策講座では、ビジネスマナーや面接の練習など、就職活動をする上で必要なスキルを学んでいます。

「就活お役立ち講座」では、今まで講座で行ったものの復習や、今後必要となってくるであろうスキルについて紹介していきます。

お辞儀の仕方

お辞儀は、ビジネスシーンにおいて欠かすことのできない動作であり、人や場面応じて適切に使い分けなければなりません。

仮に、お辞儀を正しくできないようでは、「この人は仕事ができるのだろうか」と相手を不安にさせてしまいます。

そのためにも、社会人としてふさわしいお辞儀をしっかりと覚えておきましょう。

丁寧にお辞儀をする場合は、言葉を述べてからお辞儀の動作をします。これを「語先後礼」と言います。

ただ、場合によっては相手に堅苦しい印象を与えることがあるので注意が必要です。

むしろ日常的なあいさつであれば、言葉を述べると同時にお辞儀の動作をする「同時礼」であっても構いません。

また、お辞儀には「会釈」「敬礼」「最敬礼」の3種類があり、それぞれ上体を傾ける角度が違います。

場所や状況によって使い分けましょう。

①会釈

軽いお辞儀で、腰から状態を約15度傾けます。

場面としては、廊下ですれ違う際やお客様にお茶を出す際などです。

②敬礼

最もスタンダードなお辞儀で、上体を約30度傾けます。

場面としては、目上の人にあいさつする際、来客を見送る際などです。

③最敬礼

最も丁寧なお辞儀で、上体を45度傾けます。

場面としては、お願いをする際、お礼をする際、お詫びをする際などです。

丁寧なお辞儀は好感を持たれる

新入社員にとって、同期以外のほとんんどが目上の人になります。

そういう意味では、新入社員は特に丁寧なお辞儀をすることが必要であり、それを行うことで好感を持ってもらうことができます。

たとえば、廊下で先輩を見つけたとき、遠い位置でも目が合ったら会釈をします。

そして、すれ違うときに先輩の方を向いて立ち止まり、「お疲れ様です」と声を出してもう一度会釈をしましょう。

すると、「可愛いやつだ」と思ってもらえるはずです。

ただし、お辞儀をするときに気を付けないといけないことがあります。

それはペコペコと何度もお辞儀をしてしまうことです。

これでは相手に「自信がない」という印象を与えてしまうし、スマートではありません。

お辞儀は、迷いなくスパッとできるように普段から練習をしておきましょう。