繊細で真面目な人のメンタルケア講座 ~転職タイミングの見極め方~
転職、失敗することもある!
- 仕事が楽しくない、辛い、面白さを感じられない。
- 楽しく仕事がしたい。
- 辞めたいけど、続けるべきかもと悩む。
職場に不満がある、成長したい。
転職理由は人それぞれ。
前回は辞めた方がいい場合、辞めるべき場合を紹介しました。
今回は、辞めないほうがいい場合と見極め方を紹介します!
うまくいかなかった場合も想定して
転職が失敗する、という可能性
転職サイトを見ていると、転職して上手くいっている人、転職して成功した人の例がたくさん載っています。
そういった記事しか目に触れないので、
転職をするといいことがある、と思い込んでしまいがち。
しかし、安易に「嫌だ」「不満」といった理由で転職をすると、失敗して後悔するパターンの方が多いのです。
修業期間で辞めると、転職後も辛い修業
たとえば、仕事を覚えている途中での転職。
新しいことを覚えるのが辛い、対人関係・気遣いが面倒、挑戦するのが苦手・・・
そういった理由での転職は、転職先でも失敗してしまうことが多いです。
転職先するほど新しいことを吸収しなくてはいけないし、
対人関係、上司や先輩、お客様への気遣いはどこの職場でも必ず求められます。
また組織としては売上を伸ばさなくてはいけないので、
営業関連職に限らず事務でも経理でも、効率化や新しいチャレンジというのは必要になります。
これらが嫌だからと転職をしても、
同じ理由で苦しんでまた転職を重ねる。年齢が高くなるにつれ覚える効率が落ち挑戦する体力も衰える、という悪循環です。
新人期間は誰でも辛いものなので、
その期間の辛さは努力して乗り越える、工夫して目標達成する、といった経験は積まなくてはいけません。
逆に一通り体験していれば、転職しても即戦力として働けることになります。
修業期間を逃げ出さず、即戦力となれるまで頑張ってみるのがよいでしょう。
成功した人だけでなく、失敗した人の事例も調べる
また前述のとおり、転職で成功した人の記事が多いのは事実です。
しかしやはり失敗した人がいるのも事実。
転職の失敗例、気を付けたほうがいい点をしっかり調べておきましょう。
嫌だ、辞めたい、と不満がある状態ではどうしてもここが見えなくなります。
転職で失敗した人は、もっと経験を積んでおけばよかった、もっと事前学習をしておけばよかった、という例がほとんど。
本当に辞めるべきなのかというタイミングを見極めるためにも、失敗例も必ず見ておきましょう。
交渉して損はない!
それでもどうしても辞めたい、辞めるべき理由がある、という場合は、まず上長に相談してみましょう。
上長が難しければ先輩に相談です。
辞めたいと申し出ると、だいたいの場合は引き留められます。
その際、給料なのか、対人関係なのか、仕事内容なのか、どの点に不満を抱いているのかを伝えると、待遇が改善されることがあります。
相談しにくい、という人もいるでしょう。
しかし、あなたが辞めたいほど不満があるのは事実で、それを職場に伝えてあげたほうが職場のためにもなります。
何より、どうせ辞めてしまうのなら伝えたところで損はありません、
むしろ転職するよりよい条件を提示してくれるかもしれません。
その可能性を引き出す交渉には、全く損はありません。