繊細で真面目な人のメンタルケア講座 ~理不尽に怒られる、評価が低いと感じる~
目次
怒られる。評価してもらえない。これじゃ楽しくない!
- 真面目にやっているのに、怒られる。
- 評価してもらえない、と感じる。
- デキる人になりたい。
プライベートでも仕事でも、怒られるのは嫌ですよね。
また、バイトでも正社員でも、仕事をしていれば、「頑張った分は評価してほしい」と思うもの。
頑張っているのに、怒られてしまうのはなぜでしょう?
「○○やっておいて」と言われて、すぐに120%で提出できる、”デキる人”との違いは何なのでしょう?
努力だけはないようです。
”デキる人”になりたいけど、失敗が多い人。
そんな人はぜひチェックしてみてください。
なぜ 「デキない人」扱いされるのか
真面目にやっているのに・・・なぜ?
仕事には真面目に取り組んでいるはず。
身だしなみにも注意を払い、時間通りに出社し、
仕事もミスの無いよう心がけ、
期限に間に合うよう注意をして、
集中して、迅速に、丁寧に・・・
それでもなぜか、「評価されない」 「頑張っていても怒られる」 という人がいます。
サボっているわけでも、大きな失敗を繰り返しているわけでもないのに、どうしてなのでしょうか。
できる人、とは
一方で、”デキる人”と呼ばれる人たちはどういった人たちなのか考えてみましょう。
彼らも、身だしなみや、時間・期限にはもちろん注意していますね。
しかし違うのは、ミスや遅れがあったとしても、彼らはそれほど叱られたり、大きく評価が下がったりしないこと。
これは”デキる人効果”や、”デキる人ひいき”が発動しているからではありません。
彼らが、
指示の内容をしっかり理解し、
確実に達成し、
それを実行しようとする過程でミスや遅れが考えられるとき、素早く報連相をして、
上司もフォローしやすい体制を作り上げているから、
という理由があるのです。
「ミスするかもしれません」などという弱音を初めから伝えているというわけでもなく、
「ミスや失敗を防止するために、細かく確認をさせてほしい」という報連相をしているのです。
指示は確実に遂行しているはずなのに
そんなの当然やっている、と思った人もいるかもしれません。
上司や先輩からの指示があったら、すぐに「はい、わかりました」と仕事に取り組みますね。
しかし、上司や先輩からしてみれば、「指示した内容ができていない」から評価が低いのです。
きちんと指示を受け、
態度にも気を付け、
指示通りやっている!
なのに「指示通りにできていない」と評価されてしまうのです。
これは、なぜなのでしょうか?
指示された内容、すぐ復唱できる?
突然ですが、指示を受けたら、その内容を復唱できますか?
例えば病院で、医師から病状と、処方薬についての説明がありますね。
みんな「わかりました」と答えます。
しかし、復唱してみて、と言われると、要点をおさえて説明することは難しいのではないでしょうか。
これと同じことが、職場内でも起きています。
指示を受けたとき、きちんと聞いているつもりでも、100%聞き取れているというわけではないのです。
100%聞き取れていなければ、それは「指示通りじゃない」という評価になってしまいますね。
きちんとメモをとる、
指示内容の目的を聞く、
自分で復唱して確認する、
といった「指示を聞く」ことが100%できていなければ、どうしても評価はあがらないし、
ミスをしたら「どうしてできないの?」「きちんと聞いていなかったの?」と怒られても仕方がないのです。
仕事を覚える期間を大事にする
バイトでも何でも、新入社員のうちはとにかく「覚える」期間です。
この期間は、先輩も上司も熱心に指導してくれます。
その指導の内容を100%身につけてはじめて、「できるようになった」と言えるのです。
そのためにはやはり、内容を100%確実に聞き取り、100%実行できるようにならなくてはいけません。
覚える期間だから、しっかり指導をしてくれます。
まだ覚える期間だから、いきなり100%は実行できなくても当然です。
しかし、気を引き締めることをしないまま「まだ覚える期間だから」「まだできなくてもいい」とだらだらとやっていては、
やはり「指示通りできない」という評価になります。
”デキる人”になるための条件
仕事が”デキる人”というのは、そういった点を全てカバーしています。
指示を100%、確実に聞き取っているからです。
そのためには、
やはりメモをとって、
目的を確認して、
曖昧な点があれば質問して、
自分で説明できるように理解をして、
相手に確認し、
そうしてやっと、その指示の内容を100%実行できるのです。
”デキる人”は、確実に100%聞きだし、100%聞きだせているから100%や120%のものを提出することが可能なのです。
若手である覚える期間は特に、この「聞く」能力を徹底的に意識しましょう。