繊細で真面目な人のメンタルケア講座　～老後の資金について～

お金がないことの不安は大きい

• 働いていないから、これからが心配。
• 老後も安心して暮らせる資産がほしい。でも見込みがない。
• 貯金がないから、切り崩して生活している。
• お金がないことによる不安が大きい。

もっとお金が必要なのに、このまま仕事をしていても2000万なんて貯金できなさそう・・・

周りの人だって同じような収入なのに、どうやってお金を貯めているの！？

そんな不安があると思います。

しかし、そのデータを鵜呑みにしてはいいけないのです。

その理由を、前回解説しました。

今回は、できるとしたら、どのようにして貯金をすべきかという方法を紹介します。

鵜呑みにしてはいけない理由

モノ、よりも、コト

1万円をもらえたら嬉しいと感じますが、次回同様に1万円もらえたとしても、初回ほど喜びは感じません。

これはお金やモノといった目に見える財は、幸福度があがりにくい、という理由があるからです。

同じように、年収を倍に増やしたとしても、最初は満足感を感じますが、2回目に年収を増やせたとしても、倍以上の額になっていないと満足しません。

一方で、目に見えない価値である「愛情」「喜び」「達成感」「絆」などは、少しでも上昇すると幸福感が持続します。

「モノ」よりも、「コト」のほうが、価値を感じやすく、幸せになりやすいのです。

「老後2000万」を疑う

たとえば、1万円持っている人が3人、5万円持っている人が1人いたとします。

合計額は8万円、平均すると一人4万円ですね。

しかし、中央値となると、金額の大きい順に並べて、中央にいる1万円を持っている人たちが「中央値」となります。

これが、「老後2000万円必要なのに、そんな大金はイメージがつかない」理由です。

数少ない超高所得の人たちがぐっと平均値を押し上げているだけで、実際はその平均値に届かない人がたくさんいるのです。

ではどうしたら収入を増やせる？

「誰かのために」がないとうまくいかない

収入を増やすためには、企業勤めでは限度があります。

一方、自分で事業を立ち上げれば、目標値をどれだけでも高く設定できます。

ほしいだけ収入を得ることができるのです。

しかし、仕事というのは、誰かのためになることをして初めて対価としてお金をもらうことができます。

自分の力を必要としている人をどれだけ集められるか。

集めた人にどれだけの価値を提供できるのか。

これらが事業の鍵になるでしょう。

投資をすればお金は増える

仕事をしながらでもお金を増やせるとしたら、投資という方法があります。

投資家といえば、数千万、数億の単位での取引をしているイメージがありますが、

一般層はボーナスを元手に増やしたり、数十万単位がほとんど。

今ではむしろ数千円、数百円からの投資が主流です。

自分の有り金を集めてできるだけ多額で、と考える必要はありませんし、むしろ失敗するリスクもあるため少額から練習をしていくという経験が必要です。

失敗のない投資を知る

投資にもさまざまな種類があり、国債、株、積み立て型など自分の望むスタイルで運用できます。

しかし、どのくらい増えているかは予測ができないのも投資。

失敗が絶対にない投資というのは、自己投資を除いて存在しません。

このことを覚えておきましょう。

お金やモノへの投資は、ふとしたタイミングで崩れてしまうことがあり、頑張って貯金しても金利がゼロなので将来増えているとも言えません。

自分のためにお金を使い、自分の価値を高めることが、仕事でも活躍できるし事業を立ち上げるとしても役立つスキルで、リスクがないのです。

むしろ、自己投資の時間を怠るほうがリスクです。

自己投資というのは、自分で情報を集め、学習した成果です。

書籍で勉強したり、スクールへ通ったり、人との交流をしたりして、得意分野のプロフェッショナルになる。

誰かを幸せにするために頑張る、頑張ったという経験。

将来的な自分の価値を高める自己投資は、やったぶんだけ成果になります。

やらなければ、あなたの価値は今のままなのです。