羨ましい・憧れると思う反面、自分には出来ないと諦め。そんな無力感、抜け出せる?
目次
週の終わり/始まりのメンタルケア講座! その6
そんなタイミングなのに憂鬱・・・という人のためのお悩み解決コーナーだよ!
自分には何もできない、っていう無力感
をテーマにしていくよ!
こんなお悩みありませんか?
- Aさんってすごいよなぁ。気遣いもできて、仕事もできる。
それに比べて自分は・・・ - 親戚や知り合いが、大手有名企業に就職した。
育った環境は大きく違わないはずなのに、劣等感が・・・ - 医者、弁護士、芸能人。
お金持ちって羨ましいなぁ・・・
でも僕/私には勉強もできないし才能もないから、お金持ちにはなれない・・・ - 老後のお金が心配・・・
だけど貯金なんてできない。
お金持ちになれない私たちはどうしたらいいの?
自分はどうすべき? そんな悩みの答えの見つけ方
先ほどの例のように、誰かと比べて、劣等感を感じてしまうことってありませんか?
人間は、羨ましいと感じたり、劣等感を感じたりするものです。
劣等感を感じ自信を失くしたままだと、これから身に着けるべき能力を探す積極性も失われ、なおいっそう未来でも落ち込みが続きます。
誰かと比べたってだめ、とわかっていても、比べるのをやめたり、落ち込みから逃れられたりということに直結するものではありません。
段階を踏んで、劣等感を克服する方法を身に着けましょう!
誰だって、羨ましい他人
人間、誰でも他人と比較してしまいます。
他人を羨ましいと感じたり、芸能人・有名人、お金持ちにあこがれるのは当然のことなのです。
だから、劣等感を感じて落ち込んでしまうのはあなただけではありません。
きらきらと輝く人を見て、自分と比べて無力感、無気力感を感じるのは、誰だってそうなのです。
このことを知っただけでも、少し楽になりませんか?
では、どうしたら劣等感、無力感から抜け出せるのかを紹介していきます。
STEP1:現実を知る
医者、弁護士、芸能人。
誰だって、努力をせずにその地位に立っているわけではありません。
もちろん、親の代からそうだった、とか、家計がそうだった、といった要因もあります。
しかし、血筋やアドバンテージがあったからといって、努力しなくてもいいわけではありません。
医者、弁護士は誰よりも勉強をしなくては学校に入れませんし、そのあとも過酷な研修が待っています。
努力をして、耐えて、その職業、地位にたどり着いたのです。
また芸能人にしても、親がそうだったからというアドバンテージがあっても、本人が努力をして個性を磨き、厳格なマナーを守っています。
個性がなければ芸能の業界で輝くことはできませんし、業界のマナー・常識も厳しいもので、先輩や取引先への印象が悪ければ仕事をもらえません。
私たちが羨ましい、素敵だ、憧れる、と思っている人たちも、みんな見えないところで計り知れない努力と忍耐をし、結果としてその輝かしい人生にたどり着くことができたのです。
STEP2:悩みがない人はいない
そんな人たちだからこそ、やはり悩みはあるでしょう。
どうやったら仕事が増えるか。
どうやったら増えた仕事をこなせるか。
他の人と同じキャリアでいいのか、何か差別化しなくてはいけないのではないか。
地位はあっても、対人関係、家族、恋人とのも問題だって抱えていますし、容姿や趣味などでも悩みを持っている人も少なくありません。
お金があれば悩みを解決できる、と思うかもしれませんが、人間は貪欲なもので、たとえば容姿を気にして整形をしたら悩みが解決するわけではなく、
容姿が整ったら次は体質を変えたい、と悩みが尽きないものなのです。
だから、キャリアや貯蓄について悩みを抱えているあなたが、誰かを羨ましいと感じていても、その相手も悩みを抱えていて、その悩みが見えないだけなのです。
悩みがあるのに、その悩みとは無縁のように振る舞っている、ということ自体、大変な苦労でしょう。
STEP3:悩みがあるのだと共感する
誰にだって悩みはありますが、見せないように振る舞っているからこそ、私たちはその人たちへ強い憧れを感じます。
このことに気が付けなければ、一生妬んだままでしょう。
しかし、今あなたは気が付くことができたので、妬みや無力感といった感情から抜け出すステップを踏むことができます。
最後のステップは、「感謝する」ということ。
勉強もスポーツも優秀な知人にだって、家族やプライベートでの悩み、成績が伸び悩んでいる、といった苦悩はあるもの。
しかし、彼らは自分の苦悩は見せず、あなたの相談に乗ってくれるでしょう。
そんな人に、「いつもありがとう、あなたにだって悩みはあるはずなのに、気を遣ってくれて嬉しい」と心の中で唱えてみましょう。
たくさんのテレビ番組に出ていて人気も高い芸能人だって、対人関係での苦労や、老後への不安もあります。
それでも元気そうに、感情豊かに振る舞い、私たちが楽しめるよう演出してくれています。
そんな彼らに、「大変なことはあるだろうに、それを見せないように私たちを楽しませてくれている。いつもありがとう」と唱えてみます。
ここで大事なのは、「気遣ってくれて嬉しい。なのに私は」とか「頑張っている。それに比べて私は」と自分と比べないことです。
比べず、感謝を示すことができれば、劣等感や妬み、無力感からは抜け出せていることでしょう。
さらなるステップを踏むため、前向きにもなれるはずです。
お金も地位も、人気も笑顔も、努力・苦労をして得たもの。
そのことへの感謝の気持ちが、あなたを勇気づけることにもなるでしょう。