就活SST「話を図解して整理する」
新聞読解「コロナ対応 住まい変化」
以下、記事の要約です。
新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、在宅勤務や感染拡大防止に対応した住宅や設備の供給が相次いでいるそうです。
手をかざすだけで操作できる非接触エレベーターなど機能面に力を入れた「コロナ対応物件」へのニーズを取り込む。
今後は安全な暮らしの訴求力も一段と重要になりそう。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- 手をかざすだけだと安心できる。
- アパートとかでも何か出てきたら嬉しい。
- 高齢者でも出来るか心配。
今後、非接触の物件が増える安心して生活できますね!
就活SST
今回の就活SSTでは、話を図解して整理する方法について話していきます。
話を図解する
前回のSSTでは、自分よりもテンポが速い相手と話す時のテクニックとして、相手の言いたいことを整理し、ポイントを捉えて聞くことが重要であると伝えました。
また、話す内容を順番に並べ、情報を区切って話さないと話を理解し辛くなるという話もしました。
今回は、こういった状況において、ポイントを見極めるための方法について考えていきたいと思います。
例題
以下の文章を読んでみてください。
「社会人になって5年目くらいになるとおおよそキャリアの方向性が決まってきます。たとえば営業であればマーケティングを自分の営業の軸にしようとか、企画書作成を自分の強みにしようとかといったことが決まるということです。その前にはもちろん基礎固めの時期があり、ビジネスの基本となるマナー、報・連・相の仕方、ビジネス文書の基本などをしっかり身につけることです。5年かかって身につけていては時間がかかり過ぎになってしまいます。スピードが何より求められるこの時代ですから、入社して1年のうちにおおよそ身につけなければならないでしょう。そして、5年くらいたって方向性が決まり、専門性を高め、10年目くらいには管理職として部下指導をしながら、ビジョンを示し、組織の中心となって行く時期です。このようにそれぞれの時期にテーマを持ち、それを意識しながら仕事することがキャリアプランなのです。」
さて、上記の文章について、スムーズに内容を理解することができましたでしょうか。
恐らく、読んでいるうちに何を言っているのかわからなくなり、繰り返し読む必要が出てきてしまったのではないかと思います。
その理由は、話し手がノープランで話してしまっているために
・話がだらだらと長引く
・話があちこちに飛ぶ
・話の展開が見えない
・話の結論が出てこない
といった条件が重なってしまっていることにあります。
話をスムーズに理解するために重要なのは、「何の話を、何のためにしているのか」という全体像を明確にしておくことです。
相手の話の全体像がつかみづらいときには、話のポイントを図解してみると良いでしょう。
文章の最後から読み取るに、どうやらこの文章で話したいテーマは「キャリアプラン」についてであるようです。
また、「何年目に身に着ける」といった表現が何度も出てきているようなので、”時間”を軸にして図解してみます。
年次 | 1年 | 5年 | 10年 |
キャリアプラン | 基礎固め | 専門性を高める | 管理職として部下の指導 |
具体例 | 「マナー」「報・連・相」「ビジネス文書」 | 「マーケティング」「企画書作成」 | 「ビジョンを示す」「組織の中心となる」 |
図にまとめることで、話のポイントを整理し、相手の伝えようとしていることを理解しやすくなります。
また、この技術は、相手の話を聞く時だけでなく、自分が話すための準備にも有効です。