認知行動療法講座「自分のコラムをつくる②」
新聞読解「タクシー出前に活路」
以下、記事の要約です。
新型コロナウィルスの感染拡大を受け、タクシー会社が「出前タクシー」をはじめ広がっているそうです。高まったデリバリー需要に対応させようと国が期間限定で「新しい生活様式」に沿ったビジネスモデルとして10月に制度を恒久化しています。
数ある宅配サービスの中でも「タクシー」の安心感が評価されています。
高級店での利用が相次いでいる様子です!
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- タクシーの多様化
- 売り上げの心配
- 新しいビジネスモデル
- タクシーなら大きな物でも運べる
- ホームパーティーでも活用出来そう
- 多人数向けサービスで売り上げアップにつながる
- 運転手へのケアも必要そう
今後、宅配事業は激戦になりそうですね!
認知行動療法講座
今日も、前回に引き続き利用者さん1人1人に、実際に自分のコラムを作成してもらいました。
自分のコラム
前回の認知行動療法講座では、自分自身のコラムの作成を始めました。
今日も引き続き自分のコラムの作成を進めて行きます。
この記事では、コラム法を作成するときの注意点をまとめていきます。
①~③については、前回の記事を参照してください。
④自動思考を裏付ける事実を探す
第4のコラム:根拠には、自動思考を裏付ける事実を探して記入していきます。
ここで重要なのは、実際に起きていることと、自分の中で作られた”思い込み”とを分けて考えることです。
他の人が「言ったこと」や「やったこと」、過去に「起こった」ことは根拠になり得るでしょう。
しかし、他の人が「思っていること」や、これから先の未来で「起こる」ことは自分の予測であり、事実とは言えません。
このような、現実の根拠のない思い込みの部分には、多くの場合認知の歪みが関係しているのです。
⑤認知の歪みから反証を探す
反証を作る方法はいくつかありますが、まずは自動思考に含まれていた認知の歪みから考えてみることをおすすめします。
それぞれの認知の歪みに合わせた考え方を紹介します。
白黒思考
・数値化することで、0でも100でもない選択肢を探す
・何もできていない状態を0として良い部分を加点していき、点数をつける
極端な一般化
・過去の出来事や身の回りの状況から、例外を探す
心のフィルター
・うまくいったことや良かったことを見逃していないか探してみる
・デメリットだけでなくメリットについても考えてみる
マイナス化思考
・良いことは良いと素直に受け入れる
結論の飛躍
・数多の可能性の一つであると受け止め、他の可能性について想像してみる
過大評価・過小評価
・数値化するなどして客観的な目線で考えなおす
情緒的な理由付け
・他の可能性や選択肢がないか探してみる
べき思考
・そのルールを作ったのは誰か?従わないとどうなるかなど、「べき」に反論する
レッテル貼り
・レッテルの内容と別の可能性や見え方を探してみる
自己関連付け
・弁護士のように、自分自身に対して弁護してみる
・自分のせいではなかったらどんな可能性が考えられるか探してみる