「一緒にいるのが辛い」「なんだかニガテ」という相手との付き合い方
目次
週の終わり/始まりのメンタルケア講座! その9
そんなタイミングなのに憂鬱・・・という人のためのお悩み解決コーナーだよ!
一緒にいるのが辛い人
について。
「この人と一緒にいると疲れる」「苦手」って人、いないかな?
こんなお悩みありませんか?
- 一緒にいて疲れてしまう相手。どう付き合ったらいい?
- 気が強い人が苦手。
- 注意、アドバイスしただけなのに逆切れしてくる。
- 仲良くしないといけないのに、嫌われそう。
一緒にいると疲れるけど、切れない縁について
クラスにも職場にも、趣味の集まりにも、どこにだっている「ニガテな人」。
言い方がキツいとか、必ず反論してくるとか、怒りっぽいとか、なんだか一緒にいて疲れてしまいますね。
でも、嫌われたらもっとキツいだろうし、顔色をうかがってあげている・・・
今日はそんな人たちとの付き合い方を考えてみましょう。
どうしてそんなにキツいの?
自分の意見が採用されないと、すねる。
自分の意見が正しいのだと、強く押し切ろうとする。
自分が一番じゃないとすねる。
主張が強い。言い方がきつい。
誰かの上に立とうとする。支配しようとする。
注意や指摘をされると、怒り出す。逆切れする。
アドバイスに従わない。
「こんなに頑張っているのに、誰もわかってくれない」と思う。
そんな人はいませんか?
これらの人格は、過去のトラウマ、コンプレックスが原因になっています。
きつい性格には理由がある
こういった特徴がある人には、そうなってしまう理由があります。
誰かと比べられて育ち、頑張って一位にならなくては認めてもらえない、と刷り込まれているのです。
自分の頑張りは、自分が認めてあげればよいもの。
しかし、こういった人たちは、頑張ったということを、誰かに認めてもらわなくては満足できません。
誰かに認めさせる、という手段に出ることもあります。
つまり、誰かから評価されることに依存しているのです。
誰かにほめてもらうことが生きがいとなっており、そのためには他者を傷つけ蹴落とすことも当たり前。
本人たちは、「誰にも負けてはいけない」と強く思い込んでいるのです。
負けてはいけないと自分を鼓舞しますが、他者に対しても同様に「こんなに頑張っているのだから、わかってほしい」という期待もします。
しかし、全人類が、言わなくてもその頑張りをわかってくれるというわけではありません。
自分はこんなに頑張っているのに誰もわかってくれない、と被害者妄想をしたり、攻撃的になったりするのです。
そして本人たちは、自分以外の敵を蹴散らすのに必死になっており、
誰かと競う必要はないのに自ら敵を探していること、
承認欲求が強すぎる、承認依存の状態になっていること、
これらに気付き、修正することができないのです。
どうやって付き合っていこう?
そんなコンプレックスの塊のような相手と、どのように付き合っていけばよいでしょうか?
まず前提として、どんな環境にも、どんな人間でも、イヤな人、ニガテな人、というのはいます。
全員があなたのことを好いているわけでもありませんし、あなたが全員を好いている状態というのもあり得ません。
10人いれば、1人は必ず苦手な相手がいる、と割り切っておきましょう。
10人いても仲良くないメンバーはいる
10人いたら、仲良しになれるのは2~3人程度でしょう。
「すごく仲の良い人」は1人いれば十分です。
よく集まるメンバー、よく遊びに行くメンバーなどがいれば、2~3人程度と「すごく仲の良いメンバー」になることもあるでしょう。
そして、「仲の悪い人」もしくは「すごく合わない人」も、10人中必ず1人はいます。
残りの半分の人たちは、「仲が良くも悪くもない人」ですね。
しかし、その人たちはあなたのことを嫌っているわけではありません。
そう考えると、少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか。
全員と仲良くする必要はない!
誰にだって、苦手な人はいるということです。
誰とでも仲良くできる人にだって、苦手な人はいます。
それの何がいけないことなのでしょうか。
嫌われたら、何かいけないことがあるのでしょうか?
あなた自身が、周囲からの評価に依存していませんか?
自分が仲良くしたい人とだけ仲良くして、何がいけないのでしょうか。
周囲の評価に依存する人と、同じように依存しなくてもよいのです。
職場ではどうする?
職場にそんな人がいたらどうしたらよいでしょうか。
実は、あまり気にしないというのが正解。
業務を進めるための最低限のコミュニケーションだけがとれていれば、職場は回ります。
無理して顔色を窺う必要はありませんので、さらっと流しても問題がないのです。
他人の目を気にしない!
仲良くしなきゃいけない、どうにかして仲良くならないと。
嫌われたらだめだ、みっともない。
そんな風に考える必要もありません。
誰にだって苦手な人はいるし、どの環境にも問題になる人はいます。
周りからどう思われるか、ではなく、自分で選んでもよいのです。
距離をとっても問題はないのです。