繊細で真面目な人のメンタルケア講座 ~家族トラブル① 家族関係は大切~
家庭の環境は一番大事!
- 親子喧嘩、夫婦喧嘩がある。
- 家庭のトラブルが仕事に差し支えている。
- 家にいたくない。
- 家族とのコミュニケーションの仕方がわからない。
私たちが一番長く時間を過ごす、家庭。
生まれてから一番最初に触れる「社会」です。
そんな家庭でのトラブルは、私たちの日々の生活へのマイナス影響。
家族との喧嘩をしてしまったり、問題が発生したりすると、日中の仕事の集中力も落ちます。
逆に会話がない状態も、お互いが抱える問題を解決できずに膨れ上がっていきます。
トラブルを心配する気持ち、喧嘩によるイライラ・・・
これらは友達や職場の関係よりも活動エネルギーを奪ってしまうのです。
そもそも家庭って?
私たちが一番初めに接する社会である、家族・家庭。
夫婦関係、親子関係はとくに重要なものです。
家族関係が良好であれば、心配事もなく過ごせるし、注意を日中の活動に向けることができ仕事や勉強の効率も上がります。
一方、家族関係に問題があると、
何かが気がかりで集中力が落ちてしまったり、ミスやケガが多くなったり、
解決できない問題を抱え続けていると、職場や学校など家庭外で爆発してしまったり・・・
あなたも、家庭でのトラブルを抱えていませんか?
問題を抱えやすい夫婦
夫婦仲が悪いと、お互いが自身の仕事への集中力を失い、さらにその原因を相手に押し付けがち。
子供がいる場合は、子供も気を遣ってしまい、子供が日中過ごす学校などでも心配や考え事を続けてしまうでしょう。
介護や経済の問題もあるでしょう。
パートナーからの指摘、感情的になってしまっていませんか?
コミュニケーションは十分にとれていますか?
相手の目を見て、「あなたの話を聞いているよ」「安心して話してほしい」という気持ちを伝えながら話を聞かなくては、
十分にコミュニケーションがとれているとは言えません。
もし夫婦仲に問題がある場合は、コミュニケーションのやり方を見直してみましょう。
親子でのトラブルとは
親子での喧嘩も、お互いにとっての悩みの種になります。
親としては、子供には自分よりよい人生を歩んでほしいという思いやりがあるため、ああしろこうしろと指示をしてしまうでしょう。
しかし子供にとっては、それをやるかやらないかは本人の問題であり、子供が必要だと思えば指示に従うでしょうし、必要性を感じなければ後回しにしてしまうでしょう。
このすれ違いが、親子喧嘩になります。
また、子供がいつまでも自立しない、親が過干渉で自由にできない、といった依存の問題も起こりがち。
「行動するのは本人」なのに、指示をしてしまっていることが原因となることが多くあります。
他者に行動をしてもらうよう望むと、それは他者にとっては過干渉となり反発が起きやすいものです。
親子間の指示、要望、気持ちの伝え方を、見直してみましょう。
一番大事な環境だから、外とは違うケアを
家庭の安心が、私たちの日々の生活を支えています。
家庭とは、学校よりも、会社よりも、友達よりも、誰よりも長い時間をともにする集団です。
ですから、家庭の対人関係というのは何よりも優先すべきもの。
トラブルや問題があれば真っ先に解決したほうがよいのです。
職場は転職してしまえば前職の対人関係を気にすることがなくなる、いわゆるリセットが効くもの。
しかし家庭は簡単にリセットが効くものではなく、仮にリセットをしても逆にどんどん引きずってしまうもの。
最も優先すべき対人関係です。
なぜ重要なのか
日々の活動を終え、食事や睡眠をとる場所。
生物にとって、寝食の場所はとても大切なものです。
変える場所が安心できる場所でなければ、日々の疲れを癒すことは難しく、活力も失われていきます。
そして何より、その結果として精神や体を病みやすくなります。
家庭の健康が、私たちの健康を左右する、といっても過言ではないのです。
両親との関係、パートナーとの関係、子供との関係・・・
どれも自分とは切り離せない問題です。
当事者である意識を持ち、トラブルが起きたら協力できるよう働きかけられるとよいですね。
コミュニケーションの重要度
重要度であれば、家庭が最も高く、次いで職場・学校、その次にプライベート、さらに一番下に「知り合い程度の人たち」が来ます。
家庭は人数が数人しかいませんが、職場や学校などは数十人、さらに知人は何十人といますね。
まずは、もっとも身近で人数の少ない家庭内の問題を解決するよう、時間とエネルギーを配分しましょう。
何十人もいる外部との関係に悩むより先に、より重要度の高い家庭の問題を解決すべきなのです。