就活SST「逆ピラミッドで話す」

新聞読解「首相、家計・取得に照準」

以下、記事の要約です。

菅首相の就任後初の本格的な論戦の舞台となる臨時国会で、経済政策をめぐる論点が明確になってきた。
首相は最低賃金の引き上げなどを通じ、消費者が所得を増やし家計にゆとりを持てるような政策を重視する。
企業の成長戦略と車の両輪にして、成果を実感しやすい政策の実現を急ぐ。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 前首相の政策は値上げが多かったが、菅首相は値下げに取り組む方針ということだが、どちらが良い結果になるか気になる。
  • 最低賃金の引き上げについては、望む人は多くとも難しいのも実情だと思うので、政府の支援に期待したい。
  • 家庭負担の軽減策を進めてくれるのはありがたい一方で、そのしわ寄せにどのように対処していくのかが気になる。
  • 地方の活性化のためにもGoToトラベルは引き続き有効活用していきたい。

コロナの影響も大きい中での政権交代となりましたが、この苦境を乗り越えていける政策を期待したいですね。

就活SST

前回の就活SSTでは、誤解を防ぐための話し方について考えました。

今回は、そのような話し方の例として、「逆ピラミッド」を紹介していきます。

逆ピラミッドで話す

逆ピラミッドとは、言葉の通り逆さにしたピラミッドのことです。

すなわち、一番上の段が巨大な四角の土台となり、一番下が尖った小さい石になります。

それと同じように、大事から細事へと重要度の順に話していくのが逆ピラミッド型の話法です。

この話し方の大きなメリットは、相手に話を誤解されづらくなることです。

そのため、ビジネスの場面で活用できれば、役立つ場面が多くあります。

逆ピラミッドでは、重要度順に話をします。

最も重要度が高いのは、報告なら結論、物語なら結末です。

次いで、2番目に重要度が高い話をします。これは、多くの場合結論・結末をもたらした理由や原因です。

それから、次に重要なこと、その次に重要なことと話していき、発端や背景などは、通常、一番最後になります。

しかし、通常、我々の話し方で自然なのは時系列順に話すことです。

通常、意識せずに逆ピラミッドで話すことは容易ではありません。

前回の記事で紹介した、試作品の開発についての報告を逆ピラミッドにすると以下のようになります。

「現時点では、7月はじめに出荷できると思います。試作品開発のスタッフを倍増します。安全性のチェックはできるところから始めます。生産ラインは試作品の設計図をベースに作ります。これにより試作品開発の2ヵ月の遅れは取り戻せると思います。何も手を打たなければ、試作品完成は5月で、出荷可能となるのは8月末となり、需要最盛期を逃すことになります」

この言い方であれば、「7月はじめに出荷ができそうだ」という前提の下で他の情報が入ってくるため、想像力を発揮させる余地が少なく、誤解を防ぐことができるでしょう。

 

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