就活SST「自分にコントロールできることを考える」
新聞読解「タイトル」
以下、記事の要約です。
新型コロナウイルスの感染拡大を機に、遅々として進まなかった働き方の見直しが始まった。
従来の常識の鎧を脱ぎ捨てた先に、ニューワーカーが生き生きと働く組織が見えてくる。
働く場所や時間の制約が減る一方、生産性向上への課題も出てきた。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- 最初は馴染みのない働き方も、結果的には働き方改革に繋がった
- 働き方の見直しによって新しい時代が作られているように感じる
- グラフから、直接顔を合わせなければいけない仕事とリモートでも可能な仕事の傾向が見えたのが興味深かった
- 出社方法が多様化してきている
終身雇用、年功序列など、日本の働き方の前提となっていたことが大きく変わってきていますね!
就活SST
前回の就活SSTでは、相手の質問に「返答する」場合にはどのような話し方をすればよいか、考えました。
今回からは、久しぶりに「選択理論」の話をしていきたいと思います。
自分にコントロールできることを考える
選択理論の考え方において重要なのが、自分にコントロールできるのはどんなことなのかを把握しておくことです。
自分以外の行動をコントロールすることができるという考え方を「外的コントロール」
コントロールができるのは自分の行動だけであるという考え方を「内的コントロール」と呼びます。
外的コントロールとは、「人間の行動は、外的からの刺激に反応することが起こる」という考え方です。
例えば、「雨が降ったから落ち込んだ」「結果が出ない人がいたから責めた」というのは外的コントロールに基づいた行動であると言えます。
一方で内的コントロールでは、「私たちの行動は内側から動機づけられている」と考えます。
外的コントロールに基づくならば雨が降ったならば誰もが落ち込むことになります。
しかし実際には、雨が降ったことで「やりたくなかったイベントがなくなった」などの理由で喜ぶ人もいるかもしれません。
内的コントロールに基づいて考えるならば、「雨が降っている」というのはあくまで情報に過ぎません。
それを踏まえて、落ち込むのか、喜ぶのかといったことは、自分自身で選択しているのです。
また、結果が出ない人を責めるというのも、「相手が結果を出さないから責める」のではなく、「自分自身で責めるのが有効と判断したから責めている」ということになります。
他者をコントロールしようとするのをやめて、内的コントロールに基づいて考えるようにすることで、対人関係は徐々に改善されていきます。