就活SST「創造性で行動を変える」
新聞読解「ローソン、外食60社コラボ」
以下、記事の要約です。
ローソンは外食企業との商品の共同開発を60社に増やし過去最大となった。
外出自粛を受け飲食業の経営は悪化し、関連業種への影響も拡大している。
知名度の高い外食企業と組むことで商品の開発力やブランド力を高める。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- コラボは他のコンビニでも多い。
- 外食企業はコラボによって利益を上げている。
- SNSでコラボ商品を知った。
- コロナ禍で飲食店の倒産が相次いでいる。
今後なかなか食べられない食品がコラボによってコンビニで手に入れば嬉しいですね!!
就活SST
前回の就活SSTでは、「自分」と「未来」は変えられるが、「他人」と「過去」は変えることができないということについてお伝えしました。
今回は、「創造性」を発揮することで、行動を変えていく方法についてお話しします。
創造性で行動を変える
ここまでの選択理論についてのプログラムの中で、人は常に5つの基本的欲求のいずれかを満たすことができる、上質世界に含まれているものを得るために行動を選択していると話してきました。
しかし、自分の中で最善と感じられる選択肢を選んでも、必ずしもそれで欲求が満たされるとは限りません。
自分以外の人々の行動や、その他多くのトラブルなどによって、望んだとおりの結果が得られないことも当然あり得ます。
そんなとき、その時の事態に対応して次の選択肢を作り、行動に繋げる働きのことを「創造性」と呼びます。
創造性によって選択される行動は、客観的な良し悪しは関係なく、その時の自分にとっての最善の行動として選択されます。
周囲から見たら効果がないように見えたとしても、本人にとっては苦痛感情がもたらすストレスを回避し、紛らわせるための最善の行動として選択されているのです。
その結果、創造性がマイナスに働いてしまう場合もあります。
例として、イライラしたときに最善の解消法が「物にあたる」という人であれば、物を壊してしまうことによって経済的に負担になったり、その様子を見ていた人との関係性が悪くなったりといった問題が残ってしまいます。
創造性をマイナスに働かせないために重要なのは、多くの情報を得て蓄えることです。
イライラを解消するための方法を多く身に着けていれば、「物にあたる」よりも負担のない対処もできるようになるはずです。
創造性をコントロールする
創造性は、自分の焦点を変えることでコントロールすることができます。
例えば、「営業部を希望していたにもかかわらず、バックオフィスに配属されてしまった」という場面を想像してみてください。
「営業部で活躍する自分」を目指していたにも拘らず、思った結果にならず、「落ち込む」ことを選択してしまいました。
創造性をコントロールするうえで重要なのは、コントロールできないこと(他人、過去)からコントロールできること(自分、未来)に焦点を移すことです。
コントロールできることに焦点を移すための方法としては、
「見方を変える」
「自分の求めているものを変える」
「自分のしていることを変える」
という3つの方法があります。
今回であれば、「配属」というのは会社の都合で決まるものなので、自分の意志で直接変えることはできません。
また、「バックオフィス配属になってしまった」ことはすでに起こった過去のことなので、この事実をなかったことにすることはできません。
そこで・・・
①見方を変える
「望んでいないバックオフィス配属になってしまった」
→バックオフィスの仕事も何かの役に立つかもしれない
→この仕事にも面白いところはあるかもしれない
②自分の求めているものを変える
「営業部で活躍している自分」
→この会社で活躍している自分
③自分のしていることを変える
「落ち込みを選択する」
→「将来的に営業部への配属は可能か」と確認しに行く
→まずは与えられた職務をまっとうしてみる
このように、自分自身の考えを変えてみたり、落ち込みを選択するのをやめて行動を起こしてみてください。
行動を起こしさえすれば、その結果に対して創造性が働くため、だんだんとやれることが見えてくるはずです。