コミュニケーションプログラム「Youtuberになったら何の動画をアップする?」
火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていくことで関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「Youtuberになったら何の動画をアップする?」
ここ数年で大人気になったYoutuber!
もしもみなさんがYoutuberになったとしたら、いったいどんな動画を作ってアップするでしょうか。
今回の皆さんの意見はこちらになります!
- UFOキャッチャーや一番くじ
- 洋服や化粧品など安くて高級感あるもの
- 好きな漫画のレビュー
- 漂白剤などを使用した化学の実験動画
各々の興味のあることや知識を活かして、面白そうなアイデアがたくさん出てきました!
認知行動療法講座
前回は、「問題リスト」を紹介し、困っていることの整理を行いました。
今回は、認知の見直しに役立つ「コラム法」を紹介していきます。
コラム法で認知を見直す
前回までのプログラムでもお伝えしてきたように、ストレスが溜まると悲観的な考えになりやすくなり、結果として行動や気分がますますマイナス方向に傾いていってしまいます。
1つの考え方に囚われてしまうため、気持ちを楽にしたり、効果的な解決法を見つけることができなくなってしまうのです。
そのような時には、マイナス思考の悪循環を断ち切る必要があります。
コラム法は、考え方を見直すことでマイナス思考から抜け出すためのものですが、それはイコール"プラス思考"をする、ということではありません。
考え方を変える上で重要なことは、新しい考え方を自分自身が信じることです。
例えば、「あの人は私を嫌っている」と考えて落ち込んでいる人が、「あの人は私に好感を持っている」と切り替えようとしてうまくいくでしょうか。
恐らく、すぐに自分で「そんなことはない」と否定してしまい、その考えを信じようという気にはならないでしょう。
コラム法で探すのはプラス思考ではなく、"現実的な考え方"(適応的思考)です。
そのためには、悲観的な受け止め方をしてしまっている部分を見つけ出し、そこを「悲観的」でも「楽観的」でもない、客観的な真実に基づいた見方に切り替えていく必要があるのです。
7つのコラム
コラム法では、自分の認知を見つけるところから適応的思考を見つけるところまでを7つの段階に分割して考えます。
この、1つ1つの段階のことを「コラム」と呼称するのです。
7つのコラムの内訳は以下の通りです。
第1のコラム:その場の状況
第2のコラム:そのときの気分や感情
第3のコラム:瞬間的に浮かんでいた考え(自動思考)
第4のコラム:自動思考を裏付ける事実(根拠)
第5のコラム:自動思考と矛盾する事実(反証)
第6のコラム:視野を広げたバランスのよい別の考え(適応的思考)
第7のコラム:考えを変えた後の気分の変化
次回のブログでは、第1のコラムから第3のコラムまでを詳しく紹介していきます。