新聞読解「自動線審inかoutか」
以下、記事の要約です。
様々な新型コロナウィルス対策を施して開催している今年の全豪オープンテニス。
なかでも今後への試金石になりそうなのが線審を廃し、テクノロジーを使った自動判定システムだ。
正確性の向上を歓迎する選手が多い反面、懐疑や不満の声も聞こえてくる。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- ホークアイに興味を持った
- 審判の信頼性をどのようにあげていくか
- 他のスポーツでも役に立ちそう
- 線審の雇用が減ってしまい残念だ
誤審が減ることは良いことですね!
就活SST
前回の就活SSTでは、選択理論の10の原理について説明しました。
今回から、様々なケースにおける選択理論を用いた考え方、行動の仕方について考えていきます。
選択理論の実践①
今回から始まる「選択理論の実践」では、主に職場における様々な場面において、どのように考え、どのような対処をしていけば良いかを考えていきます。
初回となっている今回は、以下の例について考えてみましょう。
Case1:先輩が結果を独り占めしてしまう。
Aさんは、入社2年目で営業企画部で働いています。Aさんには、5年目の先輩であるSさんがいます。
最近Aさんは、少しやる気を失ってしまっています。なぜなら、自分の考えた企画やアイデアを、Sさんが全部自分の発案のようにして上司に披露していると感じているからです。
つい最近も、「この前、Aと話していたら、面白いことを言うので、これはちゃんと形にしたらよくなると思って、考えてみたら、結構よい企画になったので見てもらえませんか」と、Sさんが上司に提案してしまいました。
それについてAさんが抗議したところ、Sさんは、「盗んだなんて人聞きの悪いことを言うなよ。参考にはしたけれど、君のアイデアのままじゃ形にならないんだ。なくなるはずのものが良い企画になって通ったんだから、むしろ感謝しろよ」という調子であり、上司も誰が発案したかというのはあまり気にしている様子ではありませんでした。
最近のAさんは、良くないと思いながらも、自分のアイデアを言わず、自分の中でため込むようになってしまっています。
さて、あなたがAさんだとしたら、問題解決のため、選択理論の考え方を使ってどんな行動を起こしますでしょうか。
選択理論で考える
今回のポイントは以下の3点です。
①:Aさんの満たされていない欲求を把握すること
②:欲求が満たされていない原因を考えること
③:「コントロールできること」「コントロールできないこと」を区分すること
①:満たされていない欲求
仕事の成果が横取りされたと感じているAさんは、力の欲求が満たされていないと考えられます。
力の欲求は、「誰かに認められたい」「価値を生み出したい」という欲求です。
②:欲求が満たされていない原因
欲求が満たされていないのは、「先輩が自分の発案のようにして提案してしまっている」ためではありますが、これではまだ、「なぜ自分の欲求が満たされないのか」の説明にはなっていません。
もう一段階深掘りしてみると、欲求が満たされていないのは、「自分のアイデアが認められないと感じている」ことであると見えてきます。
③:コントロールできること、できないこと
自分でコントロールすることができるのは、10の原理でも説明した通り、自分の"思考"と"行為"のみです。
一方で、先輩や上司の行動を、自分でコントロールして変えることはできません。
行動の例
この問題には、絶対の正解があるわけではありません。
同じ問題に悩んでいたとしても、それに対してどのように対処するのが最適なのかは、その人その人によって違うこともあります。
選んだ行動が自分にコントロールできるものを焦点を当てたものになっているかどうかだけ、注意してください。
今回の行動の例としては、「自分から上司に直接提案してみる」ことが挙げられます。
自分のアイデアが認められていないことが力の欲求を阻害しているのであれば、先輩に相談せず、直接上司に提案してみましょう。
それでアイデアが無事採用されたならば、力の欲求は無事満たされることになるでしょう。
一方、もしもアイデアが採用されなかったのであれば、先輩の言う、「そのままでは形にならない」という言葉が正しかった可能性もあります。
もしそうであるならば、先輩に対して「自分のアイデアの足りない部分を一緒に考えて欲しい」と頼むなど、創造性によって次の行動案を探していきましょう。