ワークショップ「日本中で傘の忘れ物を減らすためには」
ワークショップは、意見に対して質問をすることにクローズアップした訓練になっています。
発表者の発表に対して他の利用者さんが質問をし、それに回答していくことで、意見を作るときに欠けていた視点を見つけたり、改善点を見つけていくことができます。
また、質問を考えながら他の人の発表を聴くこと自体も、話を聞くことや疑問点を確認することの練習になりますよ。
今回のテーマは「日本中で傘の忘れ物を減らすためには」です。
傘を持って出かけたのに、帰りには晴れていたから置いて行ってしまった、という経験、ある方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな、傘の忘れ物を減らす方法を考えてみました。
利用者さんからは、以下のような意見がありました。
このテーマについての利用者さんの意見
- 傘にアクセサリーを付けたり、自分でデザインできるようにして価値を持たせる
- 電車内での置忘れが多いと考えられるので、手すりなどにかけないようにする
- 傘にチップやタグをつけてスマホなどと連携させ、離れたらわかるようにする
- ビニール傘の値段を上げる
傘を忘れてしまう理由として、「安価であることや壊れやすいことから、置いていっても気にしないのではないか」といった意見が出てきました。
問題解決のためには、どうしてそれが起きてしまうのかといった理由を明確にし、それに対する対処法を考えることが有効ですね!
自己分析講座
前回、「スキーマ」についての話までして、自己分析講座は一周終わりました。
今回からは、改めて初回の内容から進めて行きます。
今日の講座では、「Myキャラ作成」を行いました。
Myキャラ作成
自己分析の目的は、自分のことを知り、他者に伝えられるようになることと、自分の良くないと思う点、好きではない点について原因を探り、変えることができるものだと知ることにあります。
まずは、今の自分をどれくらい知っているかを調べるために、「Myキャラ作成」をやってみます。
Myキャラ作成の進め方は以下の通りです。
ステップ①
中央に自分の絵を描きます。
この時、以下の要素を含めるようにします。
①好きな服
②自分の顔・髪型の好きな特徴
③もっともお気に入りのもの
このステップ①では、まず自分が好きなことの表面を見ていきます。
就活SSTで話したように、これらの外から見える部分は「非言語メッセージ」を常に発信しています。
そのため、表面的に見えている自分の特徴は、そのまま周囲の人から見た自分であるとも言うことができます。
ステップ②
「フキダシ」を使って、自分の特徴を表現していきます。
以下のパターンに合わせて表現してみましょう。
①○○が好き、○○が苦手
②○○に見えるけど、本当は○○
③○○力が高い
苦手なことや否定的な特徴が出てきたら、続くステップ③でリフレーミングを行い、肯定的な表現で書いてみてください。
例:怠慢→効率化好き ルールが苦手→本質重視 など
ステップ③
自分の特徴の関連を考えながらフキダシを増やしていきましょう、
①「何故?」という質問を自分に投げかけながら、フキダシを増やす。
それ以上理由が見つからなくなった部分が、あなたの本質に近い特徴であると言えます。
②関連のある内容は「→」で繋ぐ。
書き出していく中で、これとこれは同じ理由なんじゃないか?といったように、関連性が見つかってくると思います。
関りがありそうなものはすべて矢印で繋いでいくことで、自分の特徴が見えやすくなっていきますよ。