就活SST「”頼む”ことの重要性」

新聞読解「テレワークって定着する?」

以下、記事の要約です。

在宅勤務やテレワークという働き方が新型コロナウイルス感染防止をきっかけにして、だいぶ浸透してきたわ。
自由な働き方が出来るのは働く側には歓迎だけど、本当にこのまま定着するのかな。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 2005年からテレワークが推進されていたのは知らなかった。
  • 生活の両立につながると思った。
  • コロナをきっかけに新し働き方が発展出来ると良い。
  • ワークライフバランスが充実しそう。

今後も環境の変化に迅速に対応出来るようにしていきたいですね!

就活SST

前回は、様々な場面を例に、相手がどんな気持ちでいるか、それを踏まえてどのように行動すればいいかを考えました。

今回は、人に頼む重要性とやり方についての話をしていきます。

“頼む”ことの重要性

日常生活の中では、自分一人では出来ないことや手伝ってもらいたいことがあると思います。

そのような時、相手に遠慮をしたり、自分だけで出来ると勝手に判断して頼まずにいると、タスクを抱え込んでしまったり、やらなくてはいけないことが出来なかったりします。

特に仕事の場面では、自分の仕事が滞れば他の人が仕事を進められなくなったり、期限に間に合わず迷惑をかけてしまうこともあるなど、様々な問題が起こってしまいます。

“頼む”ことには勇気が必要ですが、相手にとって頼られるということは、必ずしも悪いことではありません。

むしろ、頼むというのはそれだけ相手を信頼しているという意思表示でもあるため、嬉しく思い、関係性が良くなることもあります。

頼み方が良ければ、相手に受け入れてもらいやすくなりますし、印象も悪くなりません。

適切な頼み方について考えていきましょう。

適切な頼み方を考える

以下の例について、AさんからBさんに頼むためには、どのような言い方をするのが良いでしょう。

Aさんは書類を作成する仕事を任されました。
頑張って作成をしたものの、得意ではないエクセルを使う内容だったため、あまり自信がありません。
正式に提出する前に、同僚であるBさんに見てほしいと思っていますが、Bさんはパソコンを使って
作業をしています。

①「Bさん、ここの表の調整がうまくいかないんだけど、、、(話し続ける)」
②「Bさん、この書類チェックしてください。」
③「Bさん、ちょっといい?(BさんOK)。この書類チェックしてください」
④「Bさん、今大丈夫?実は、今書類を作成しているんだけど、ちょっと自信なくて・・・少し目を通してもらえると嬉しいんだけど・・・」
⑤「・・・(Bさんが忙しいと判断し、声をかけない)」
⑥「Bさん、ご多忙中恐れ入りますが、この書類の不備をご指摘していただければ幸いです。」
⑦「やっとおわったよ~。ちょっとこれ見といてくれない?(書類を渡す)」

それぞれの頼み方について

①,②は、相手の様子を確認しておらず、唐突な頼み方になってしまっています。

①の場合はそれに加えて相手の様子を確認せずに話し続けてしまっているので、聞く態勢が整っていなかった相手は混乱してしまうでしょう。

③は相手の反応を待って回答しているのは良いポイントですが、他の見方が直球なので印象があまりよくないかもしれません。

④は、相手の反応を待った上で、自分の気持ちを伝える頼み方(アイメッセージ)を使っています。次回詳しく説明しますが、この頼み方であればやわらかい印象で頼むことができます。

⑤は、頼みごとができていないため、後々書類の不備が見つかるなど、問題につながるかもしれません。

⑥は、丁寧な頼み方で一見良いのですが、同僚に対してとすると丁寧すぎて壁を作ってしまっています。

⑦は、まだ関係が築けていない相手であれば失礼になりますが、逆に関係がしっかりと築けていれば、この頼み方で問題ない場合もあります。

 

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