就活SST「自分の意見を伝えたいときは」

新聞読解「経済再開 停滞懸念じわり」

以下、記事の要約です。

新型コロナウイルスの感染者の増加が経済の先行きに再び影を落とし始めた。
政府は緊急事態宣言と蔓延防止等重点措置の対象地域を計11都道府県に広げた。
各地域の外食や小売店などへの影響は避けられない。
回復で先行していた欧米でも世界的なインド型の拡大が加わり、夏以降のシナリオが見通しにくくなっている。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 死活問題のお店はどうしたら良いのか?
  • オリンピックに使ったお金をコロナ対策にかけたほうが良かったと思う。
  • お酒のみ提供しているお店は自粛に見通しがたたない。
  • ワクチン接種を義務付けして欲しい。

今後も感染者の増加は経済に多大な影響を及ぼしそうですね!

就活SST

前回は、誤解なく情報を伝えるための方法について考えました。

今回は、自分の意見を伝えたいときの方法について紹介していきます。

自分の意見を伝えたいときは

自分の言いたいことだけを一方的に伝えようとすると、トラブルの原因となってしまいます。

意見が食い違い、自分の意見を主張したい時には、相手の話を最後まで聞き、自分の意見を提案することが重要です。

例として、自分は「ノー残業デーは残業をしないで全員が帰るようにしたい」と考えているにも関わらず、相手が「ノー残業デーも残って仕事をしたい」と言っている、という場面について考えてみましょう。

ここで、以下のように伝えたら、相手はどのように感じるでしょうか。

「普通はノー残業デーって言ったら全員帰るものだよね?どうしてそうしないの!?」

「普通は」という言葉を使うということは、「あなたは普通じゃない」と伝えていることになります。

一方的に、「自分は普通だがあなたは普通じゃない」と言われれば、誰だって反論したくなるものです。

では、このような言い方であればどうでしょうか。

「そうは言っても、ノー残業デーは全員帰らないといけないんだよ」

この言い方は、「そうは言っても」という表現で相手の意見をすべて否定してしまっています。

たとえ自分の意見が相手の意見と違ったとしても、相手の意見そのものを否定してしまっては円滑なコミュニケーションを図ることはできません。

「Bさんはノー残業デーでも仕事を頑張ろうと思ってくれているんだね。私は、ノー残業デーには全員が帰るようにしたいと思っているんだけど、どうかな?」

このように、相手を否定せずに受け入れた上で、自分の意見を提案という形で伝えるようにしてみましょう。

人それぞれ、価値観や考え方は違うものです。

一人一人が違う考えを持っているのですから、当然意見が食い違うこともままあることでしょう。

人は、基本的に自分の考えに疑問を持ちません。

違う意見とぶつかったとき、自分の考え方、つまりは「ルール」と違っていることに対して怒りの感情が浮かんだり、「自分の意見は正しく、相手の意見は間違っている」と考えて、相手の意見をやりこめ自分の意見を押し通そうとしたりしてしまうものです。

しかし、コミュニケーションのゴールは、どちらの意見が正しいかを証明することではありません。

違う意見や価値観を持つ相手と何かを決める際には、相手の話に耳を傾け、「なぜそう考えたのか」「なぜそう思ったのか」を知る必要があります。

restart_banner