ワークショップ「若者の物欲を高めるためには」/自己分析「高校生の頃の自分史」
ワークショップ「若者の物欲を高めるためには」
ワークショップは、意見に対して質問をすることにクローズアップした訓練になっています。
発表者の発表に対して他の利用者さんが質問をし、それに回答していくことで、意見を作るときに欠けていた視点を見つけたり、改善点を見つけていくことができます。
また、質問を考えながら他の人の発表を聴くこと自体も、話を聞くことや疑問点を確認することの練習になりますよ。
今回のテーマは「若者の物欲を高めるためには」です。
「最近の若者は物欲がない」などと言われるようになったのは、ここ最近のことではありません。
その背景には、消費スタイルの変容や、経済的な問題が挙げられます。
今回は、そんな若者の物欲を高めるためにはどのような方法があるか、考えてもらいました。
このテーマについての利用者さんの意見
- お金がなくて買いたくても買えない若者が多いので、給与等を増やすのが重要
- モノ消費からコト消費に移行してきているので、記念品など、体験と結びついたモノであれば購入するのではないか
- 給料が上がっていないことで貯蓄を優先する若者が多いので、給付などで余裕を持たせる必要がある
- 買ったときに、手に入れたことによる満足感を得られることに注目する
お金がないために買いたくとも買えないのではないか、といった意見が多かった印象です。
昔と今とでは、若者が欲しいと思うような「モノ」も変わってきているので、そういった価値観にも注目ですね。
自己分析講座
前回は、中学生の頃の自分史を作成し、発表してもらいました!
続いては、高校生の頃の自分史の作成です。
高校生の頃の自分史
前回に引き続き、高校生の時期のことについて、
・当時打ち込んでいたことは?
・なぜそれに打ち込んでいた?
・打ち込んだことの中でぶつかった壁は? その壁をどうやって乗り越えた?
・苦しかったことや辛かったことは? その経験が今の自分に与えている影響は?
という4つの質問に回答する形で振り返っていきます。
高校生になると、将来のことも見据え、やりたいことや目指したいことがだんだんと見つかってくる時期だったのではないでしょうか。
その中で、どんな理由で、どのようなことに打ち込んでいたのかを知ることは、自分の価値観を再確認するために重要なプロセスです。
また、壁にぶつかった時にどのように乗り越えたかを振り返ることは、これ以降自分が壁に当たった時に、その不安を軽減し、対処法を考えることにも役立ちます。
「不安であったが乗り越えることができた」体験をしっかりと記憶し、受け入れておくことは、新たに浮かんでくる不安への一番の特効薬になり得るのです。