リスタートの近況報告と2021年のお礼

今年も一年、ありがとうございました!

2021年も残すところ1日で、終わりを迎えようとしています。

今年一年を振り返ると、昨年から続く新型コロナの影響に、またしても日本中が振り回された一年だったように思います。

相次ぐ緊急事態宣言。

マスクや消毒液不足は、現在ほぼ解消されましたが、夏の暑い時期のマスク着用も今年で2度目となりました。

そんな中、昨年夏から延期されていた、東京2020オリンピックが開催され、日本人選手の金メダルラッシュに沸いたことは、記憶に新しいと思います。

ワクチン接種が進み、感染者数がかなり減ってきた今、少しずつ元の生活に戻りつつありますが、変異株の出現など、まだまだ予断を許さない状態が続いています。

来年こそは、落ち着いた生活が戻るといいですね。

リスタートの近況

リスタートでは、昨年に引き続き、自宅や事業所からZoomを使ったプログラム参加や分散通所など、感染症に細心の注意を払いながらの活動が続きました。

年頭1月8日から発令された緊急事態宣言、まん延防止対策など、東京都における何らかの行動制限は、8月22日まで続き、いわゆる「普通の日」は、8月末までなんと28日のみ!

利用者の皆様には、慣れない環境での活動をお願いすることになり、ご負担をおかけしてしまったこと、心苦しい限りでした。

感染者数が落ち着きを見せ始めた11月頃から、ご希望の方から徐々にフル通所を再開しています。

就職関連では、コロナ禍で求人自体も少なく、就職活動もままならない、我慢、ガマン、がまん…の日々が夏ごろまで続きました。

そんな中、リスタートでは晴れて就職・復職された方が9名いらっしゃいました!

昨年同様、採用を控える企業が多い中で、就職を決められた方が多数いらっしゃったことは、利用者の皆様の努力が実を結ぶ形となり、また職員にとっても大変喜ばしいことでした!

改めて、就職・復職が決まった皆さん、おめでとうございます!!!

就職・復職おめでとうございます!

復職事例 IT関連職

適応障害との診断で通所を開始されたKさんは、対人関係を克服し、復職されたいとのことで、コミュニケーションや自己分析、認知行動療法などの講座に参加されていました。

在宅と通所を組み合わせることで、乱れていた生活リズムも少しずつ改善。

また、Zoomを使ったリモートでの講座参加などで、少しずつ対人関係に慣れていかれました。

また、自分にとってのストレス要因を見つめなおすことで、ストレスに対する対処法や考え方なども積極的に学ばれていました。

約11カ月の通所ののち、産業医や上司との面談を経て、まずはトライアルで短い時間から復職され、現在は週5日の勤務に復帰されています!

就職事例 農業関連

学生時代からコミュニケーションや対人関係に苦手意識があったBさん。

コミュニケーション力や人との付き合い方の改善を目指し、通所を開始されました。

ほぼ全ての講座に積極的に参加されていたBさんですが、特に新聞読解やコミュニケーション、ワークショップなどの自分の意見をしっかり伝え、他者の意見もしっかり聞いて意見交換する講座を中心に参加することで、対人関係能力の向上に取り組まれていました。

また、報連相の書籍で意思疎通や情報共有の大切さをじっくり学ばていました。

そして、夏に行われた実習で自信をつけられたBさんは、晴れて実習先でもあった農業関連企業へ就職されました。

就職事例 軽作業・事務

通所前は双極性障害による気分の浮き沈みがあったCさん。

母親を早く亡くし、中学は卒業したものの、高校へは進学していなかったため、ご本人の希望もあり、まず高卒認定をとる学習からスタートされました。

気分や体調が安定しない日もありましたが、持ち前の根気と粘り強さで、見事、高卒認定一発合格!

高卒認定をとったことが自信に繋がったようで、その後は体調や精神面も安定。

就職活動は、当初興味のある企業がなかなか見つからなかったり、履歴書の書き方に苦戦するなど、就労までにはいろいろな苦労もありましたが、まずは簡単な作業から…と企業様からの配慮もあり、軽作業のお仕事が内定しました!

現在も、元気にお仕事を続けられています。


他にも就職事例は多数ありますが、今回は簡単に3例のみご紹介させていただきました。

昨年に続き、コロナ禍による就職難、採用難と言われた2021年ですが、このような逆境の中でも、就職や復職を決められた皆さんは、大きな自信をつけ、どんな困難も乗り越えられるのではないでしょうか。

現在、通所されている方たちも、働き続けられる能力、社会で必要とされるスキルなどを日々のプログラムで身に着け、先輩たちのあとに続いていただければと思います!

 
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