就活SST「アサーションで非難や苦情に対処する」

新聞読解「スポーツ苦手?公園で遊ぼう」

以下、記事の要約です。

子どもの「運動神経」を発達させるにはどうしたらと思い悩む保護者は少なくない。

子どもの運動に詳しいスポーツトレーナーの遠山さんが勧めるのは公園遊び。

遊具や広場での遊びを通じて、運動能力を伸ばすために必要な基本動作を自然に経験できるという。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 最近は遊具がある公園が減った
  • 幼少期にあまり外で遊んだ経験がない
  • やらされた感があると成長しない
  • 子どもの時に遊んでおけばよかった

今後、子供の運動神経を伸ばすためにも公園で遊びたいですね!

就活SST

前回のSSTでは、利用者のみなさんが行っている気遣いについての工夫を出していただき、共有しました。

今回は、非難や苦情への対処法として、アサーションを紹介します。

アサーションで非難や苦情に対処する

非難や苦情は、避けられるなら避けるに越したことはないのですが、自分の取った行動が相手を不快にしてしまうことを完全に防ぐのは難しいですし、時には身に覚えの無い理不尽なことで非難を受けてしまうこともあるかもしれません。

そんな時、つい感情的になって不快な気持ちを直接伝えてしまうのは好ましくありません。

苦情に対し、それを否定する言い方をしてしまうと、いわゆる”逆ギレ”に見えてしまい印象が良くないですし、口論などのトラブルを引き起こしてしまうことも考えられます。

そこで役立つのが、「アサーション」です。

アサーションとは、「自分と相手を大切にする表現技法」のことです。

相手に自分の意見を押し付けるのでも、相手の言うことをすべて受け入れるのでもなく、自分のことも、相手のことも大切にするという考え方をアサーションと呼びます。

また、アサーションに基づいたコミュニケーションのことを、アサーティブナコミュニケーション、といった呼び方をすることもあります。

自己表現のやり方を、以下の3つに分類することができます。

①『非主張型』:相手を大切にしようとするが自分の気持ちや意見を大切にしないスタイル
②『攻撃的』:自分の考えや意見ははっきり言うが、自分の言い分を相手に押し付けるスタイル
③『アサーティブ』:自分も相手も大切にするスタイル

①の傾向が強い人は、自分のやりたいことが中々できなかったり、本当は納得していないまま他の人の意見を受け入れたりするので、どんどんストレスを溜めてしまいます。

②の傾向が強い人は、意見が違う相手とぶつかるためにトラブルを起こしやすく、また自分の意見が通ったとしても、周囲からは悪印象を持たれやすくなります。

そこで、相手の意見を認めた上で、自分の考えについても相手に伝え、どうすればいいかを提案し、共に考えていく姿勢が必要となるのです。

restart_banner