ワークショップ「満員電車を減らす方法」/自己分析「基本的構えを修正するには」
ワークショップ「満員電車を減らす方法」
ワークショップは、意見に対して質問をすることにクローズアップした訓練になっています。
発表者の発表に対して他の利用者さんが質問をし、それに回答していくことで、意見を作るときに欠けていた視点を見つけたり、改善点を見つけていくことができます。
また、質問を考えながら他の人の発表を聴くこと自体も、話を聞くことや疑問点を確認することの練習になりますよ。
今回のテーマは「満員電車を減らす方法」です。
就職した後、避けて通るのが難しいのが「満員電車」ですよね。
仕事が始まる前、あるいは終わった後にもさらに疲れてしまうので、通勤自体が大変だ、という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、満員電車を減らすための方法について、利用者のみなさんに考えていただきました。
このテーマについての利用者さんの発表
- ドローン技術の利用などで、電車に変わる新しい交通手段を用意する
- テレワークの利用で出勤は午後からなど新しいライフワークを作る
- ピークタイム以外の運賃を減額する
- バイクや自転車を使った通勤を認める
鉄道会社側の施策、各企業による施策、個人での工夫など、様々な視点から意見を出していただくことができました。
「なぜ満員電車ができるのか」といった背景などを含めると、より説得力のある意見になりますね!
自己分析講座
前回は、禁止令から派生して生まれる「基本的構え」について紹介しました。
今回は、基本的構えを修正するためにはどうすればよいのか、考えました。
基本的構えを修正するには
禁止令から解放され、自分自身のネガティブな考え方に対処していくためには、基本的構えを修正することが必要となります。
基本的構えの中で、理想的なのが「私もOK、あなたもOK」の構えです。
この構えを得るためには、「自分への肯定感」が必要となります。
誰であれ、本来求めているのは愛情や承認といった、自分を肯定される感情です。
ところが、そういった感情をなかなか得ることができない場合、例えネガティブな形であっても人と交流を持つことで「承認」を得ようとしてしまいます。
その結果、怒られたり、呆れられたりするような行動を無意識のうちに選んでしまい、自分を追い込んでしまうのです。
相手を認め、自分も認められる。相手をほめ、自分もほめられる。
こういったコミュニケーションを繰り返すことで、「私はOK、あなたもOK」の構えを作っていくことができます。
具体的には、以下のポイントを意識すると良いでしょう。
①まずは相手を認める。
人は、自分に興味や関心を持っている人には好意的に接しますが、そうでない人にはわざわざ肯定的な態度はとりません。
自分が認めて欲しければ、先に他者のことを認める姿勢が必要です。
②肯定を相手に求める。
肯定されることをただ待っていても、相手は常にあなたを見ているわけではありません。
度を過ぎれば嫌がられますが、「こんなことができた」など、上手くいったことを他者に伝えるのは重要なプロセスです。
③自分で自分に与える。
自分の価値を、他者からの評価に依存していると、自信を持てず、ネガティブな気持ちになりやすくなってしまいます。
自分で自分の成功や良いところを肯定しておくことが重要です。
④受け取る言葉を適切に選ぶ。
褒められれば「そんなことはない」と答え、否定的な言葉をかけられたら落ち込んでしまう、といった経験はありませんか?
肯定的であっても否定的であっても、それはあくまでその人個人の感想に過ぎません。
褒められたなら素直に受け止め、否定されたなら「その人にとってはそうなのだ」と客観的に受け止める、というようにしてみてください。