就活SST「怒りの裏にあるリクエスト」

新聞読解「色にも登録商標があるの?」

以下、記事の要約です。

日本で色だけの「色彩商標」の登録が認められたのは、制度開始から約7年間で9件にとどまります。

色彩商標の意義や課題について、バーチャルキャラクターの日比学くんと名瀬加奈さんが渋谷委員に聞きました。

日比くん「商標って何のためにあるんですか」

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 登録商標の手続きは大変そうに感じた。
  • 色だけで企業を連想させるのはなかなか困難。
  • 登録されている企業はスゴイ。
  • まだ9件しかないは驚いた。

今後、少しずつ認められて登録商標が増えていきそうですね!

就活SST

前回のSSTでは、人に伝えるときの話し方のコツをいくつか紹介しました。

今回は、”怒り”の感情を感じてしまっているときの、伝え方についての話です。

怒りの裏にあるリクエスト

「怒り」という感情は、自らの身を守るため、敵に攻撃することを目的とした感情であると言われています。

遥か昔、我々人類が狩猟によって食事を得ていた頃には、外敵からの攻撃に備え、反対に相手を倒してしまうため、怒りの感情は重要でした。

現在の社会では、物理的な攻撃を受ける機会は多くはありませんが、”精神的に”傷つくことを避けるため、怒りの感情が湧いてきます。

精神的に傷つく恐れのある場面とは、自分の持っている「ルール」を破られてしまうときと言い換えることができます。

人はそれぞれ、「こういうときはこんな風にしてほしい」「これはこうするものだ」といった自分なりの、あるいは所属する組織や決まりに沿った様々なルールを持っています。

これらのルールが守られず、その通りにならないとき、それによって自分に何かしらの被害が及ぶことを避けるため、怒りの感情が浮かんできます。

裏を返せば、怒りの感情の裏には必ず「こうしてほしい」というリクエストがあります。

怒りによって誰かを攻撃する時、その目的は「相手を傷つけること」ではなく、「怒りの元となった何かしらのルールを相手に守らせること」です。

しかし、怒りを向けることは、すなわち相手を攻撃する姿勢を示すことであり、そうなれば向けられた側も自分の身を守るため、「怒り」の感情が湧いてきます。

お互いに怒りを浮かべてしまえば、それぞれのルールを守るため、平行線のまま争うことになってしまいます。

大切なのは、怒りを怒りとしてそのまま相手にぶつけるのではなく、何が嫌だったのか、相手にどうして欲しいのかを伝えるようにしてみてください。

これができれば、伝える側の気持ちもすっきりしますし、怒られる側も、相手の気持ちを理解しやすくなることでしょう。

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