祝日プログラム「思い込みチャート」
祝日プログラム
本日は、就労移行支援事業所 リスタートの祝日開所日です。
祝日特別プログラムとして、今回は、思い込みチャートに挑戦してもらいました。
思い込みチャート
前回の土曜プログラムでは、表の中から自分の持っている思い込みを探しました。
今回は、自分の抱えている問題から、その根源にある思い込みを探す練習をしていきます。
思い込みを探すために、まずは今現在自分を悩ませている問題を書き出してみましょう。
例)
・本番に弱い
・なんとなく体調が優れない
・みんなに嫌われている
上記のように書き出すことができたら、その中から解決したい問題を1つ選びます。
今回は、「本番に弱い」という問題を選んだとしてみましょう。
選んだ問題について、その根拠や原因と思われるものを展開し、チャート化していきます。
この例のように、1つの項目から複数の項目に派生することもあると思います。
チャート例は綺麗に2つに枝分かれして終わっていますが、もちろん実際には出てきた項目にさらに複数の理由が見つかり、とどんどん項目が増えていっても構いません。
チャート図に答えはありません。
チャートを作っていく中で、抱えている問題の原因となっている思い込みに気が付くことができれば、そのチャート図は成功と言えるでしょう。
上記のチャート図であれば、原因となっている思い込みは「挑戦しても失敗するだけだ」とか、「失敗をすると周囲から笑われてしまう」といったところでしょうか。
「悩みの原因」と「根源にある思い込み」は違う
チャートを作っていくと、今現在自分を悩ませている問題の原因にはすぐに辿り着く場合があります。
例えば、「仕事でなかなか結果が出ない」という悩みについてチャートを作ったとします。
「仕事でなかなか結果が出ない」→「入社したばかりで未熟だから」→「未熟なのは場数を踏んでいないから」
こんなチャートができたとしたら、どうやら悩みの原因は「場数を踏んでいない」ことだったようです。
しかし、思い込みチャートでは、ここからさらにもう一段回、「その裏に隠された重要な問題はないか?」と問いかけてみる必要があります。
今回の場合であれば、そもそも「なぜ場数が踏めないのか」という問題が残っています。
これを分析していくと、
「場数が踏めない」→「場数を踏むと失敗するかもしれないから」→「失敗するくらいならやらない方がマシだから」→「失敗したくないから」→「失敗が怖いから」
などと繋がっていくかもしれません。
この場合であれば、「失敗してはいけない」「失敗はとても恐ろしいことだ」といった思い込みが、「仕事でなかなか結果が出ない」という問題につながる思い込みだったということです。
それであるならば、この思い込みを変えていくことができれば、仕事で結果を出すこともしやすくなっていくと考えられます。