就活SST「基本的欲求を満たす行動」

新聞読解「扇風機「省エネ」「通年」の風」

以下、記事の要約です。

モーターでファンを回して風を送る。

いたってシンプルな構造と機能で長年代わり映えしなかった扇風機の市場に新風が吹いている。

変化を追い風に平均価格は10年で6割上昇。

サーキュレーター機能や温風機能などの追加で年中使えるように。

このテーマについての利用者さんの意見

  • 高価な物でも消費者は求めている。
  • 長期使用ができると安心する。
  • 部品の高騰が関係していると思う。
  • サーキュレーターに興味を持った。

今後は冷暖房の効率を高める家電が求められそうですね!

就活SST

前回は、我々の行動を駆り立てている5つの欲求について紹介しました。

今回は、5つの欲求を満たすための行動について紹介していきます。

基本的欲求を満たす行動

前回、内的コントロールで物事を判断するときの基準となっているのは、「5つの基本的欲求」と呼ばれる、人の持つ根源的な欲求であると説明しました。

「生存の欲求」「愛・所属の欲求」「力の欲求」「自由の欲求」「楽しさの欲求」の5つは、老若男女誰もが持っている一方、その強弱には違いがあります。

そして、もう一つ人によって異なっているのが、これらの欲求の”満たし方”です。

人は、様々な経験を積むにつれて、「一緒にいたいと思う人」「欲しいもの、やりたいこと」「自分の行動に影響を与える考え方」などといった、それを得ることで欲求を叶えることができる物事を蓄積していきます。

これらの物事を、選択理論においては”上質世界”と呼びます。

例えば、愛・所属の欲求は、誰かと一緒にいることによって満たすことができますが、この誰かというのは誰でもいいわけではありません。

上質世界に含まれる人、つまりは「過去に一緒にいて居心地の良かった人」であれば満たすことができる一方で、そうでない人が一緒にいると、むしろ緊張してしまい、欲求が阻害されることになってしまうかもしれません。

“上質世界は人によって異なること”と”自身の上質世界にあるものを手に入れることで欲求を満たせること”の2つを認識していれば、自分と違う考えを持つ人のことを理解しやすくなります。

「なんでこの人はこんなことをするのだろう?」と感じるときも、必ずその行動はその人自身の上質世界に含まれる何かを得ることに繋がっているのです。

満たしたい欲求は5つのうちのどれなのか、満たすために手に入れたいものはなんなのか。

この2点に注目することで、自分と違う考えも理解していけるでしょう。

restart_banner