コミュニケーションプログラム
火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「気になっているニュース」です。
本日のコミュニケーション講座では最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。
色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!
- 宇宙旅行の可能性が出てきた。
- 電車の停電が不安
- ほんやくコンニャクができたらうれしい
- イニシャルDがかっこいい
いずれも今後も気になる内容でしたね!
引き続きスムーズな雑談をするためにも質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!
認知行動療法講座
前回は、今現在抱えている問題を整理するため、リストの作成を行いました。
今回は、新たに体験に来てくれた方が複数名いましたので、その方たちに向けて認知行動療法とはどのようなものか、解説を行いました!
認知行動療法の解説
認知行動療法は、憂うつやイライラ、不安などといった感情が浮かんでいるとき、その気持ちを軽減したり、原因となっている出来事を解決するために役立ちます。
認知行動療法においては、"認知"(物の見方)と"感情"、意識せずに行っている身体の動きである"身体反応"と"行動"は密接に関連しており、いずれかが変化すれば、他もすべて合わせて変化すると考えます。
例えば、近くの民家に一匹のイヌがいることに気が付いたとしましょう。
この時、「可愛いな」と"認知"した人は、"うれしい"気持ちになり、顔がほころぶという"身体反応"が起こり、近寄っていくという"行動"に出るかもしれません。
しかしこれが、「噛まれるかもしれない」という"認知"であったならば、"恐怖"の感情が浮かび、顔がこわばるという"身体反応"が起こり、遠ざかっていくという"行動"に出るのではないでしょうか。
このように、同じ状況であっても、どのように"認知"したかによって、浮かぶ感情、身体への影響、起こす行動はすべて異なってくるわけです。
認知行動療法では、まずはこの認知を変える方法を学んで行きます。
憂うつ、イライラ、不安などの感情が浮かんできたとき、その原因となっている物事への認知を変えることができれば、それらの感情に対処しやすくなります。
また、ネガティブな気持ちでストレスが溜まっていると、解決しようにも中々行動に移ることができないものです。
認知を見直し、ネガティブな気持ちを軽減することによって、解決のための行動も取りやすくなっていきます。