コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「認知の歪みチェック②」

コミュニケーションプログラム

火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。

働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。

雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。

今回のテーマは「気になっているニュース」です。

本日のコミュニケーション講座では最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。

色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね！

• 高田馬場のミスタードーナツでポケモンに出会える
• SNS流行語大賞の結果が面白かった
• ワールドカップのジャイアントキリングが楽しい
• ロイヤルホストの商品は美味しいと思う

いずれも今後も気になる内容でしたね！

引き続きスムーズな雑談をするためにも質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう！

認知行動療法講座

前回は、いくつかの例を使って、認知の歪みを探す練習をしました。

今回も引き続き、認知の歪みを探す練習を続けていきます！

認知の歪みチェック②

以下のシーンにおいて浮かんだ自動思考について、どのような認知の歪みが含まれているか、考えてみましょう。

状況：同僚に頼みごとをしたら、「え？いま？」とイヤそうな顔をされた。
結局手伝ってくれることにはなったけど・・・。

〇自動思考Ａ「私のことなんて手伝いたくないと思っているんだ」
感情：悲しい、傷ついた

この自動思考に含まれている認知の歪みとして、「結論の飛躍」の”心の読みすぎ”が考えられます。

いま？という発言とイヤそうな表情であったということは真実でも、その理由が「自分のことが嫌い」であるからというのは思い込みによる決めつけです。

〇自動思考Ｂ「きっと、Ａさん（同じ部署の同期）の仕事ならやるんだろうな」
感情：みじめ、むなしい

この自動思考に含まれている認知の歪みとして、「過大評価、過小評価」が挙げられます。

「相手にとって自分は他の誰かよりも下の存在なんだ」と思い込み、自虐的に決めつけてしまっています。

〇自動思考Ｃ「あんな顔されるくらいなら、もう人には頼まない！」
感情：イライラ、くやしい

この自動思考に含まれている認知の歪みとして、「情緒的な理由付け」が挙げられます。

相手の一瞬の反応で自分が傷ついたことで、相手に対して拒絶の気持ちが出てしまい、コミュニケーションを遮断するという結論になってしまったようです。

〇認知の歪みが含まれない考え方

反対に、認知の歪みを含んでいない考え方としては、どのようなものが考えられるでしょうか。

「無理させちゃったかな。次、お願いするときは早めに声をかけよう」といった感じで、相手が手伝ってくれたという事実を客観的に受け止めて相手に感謝し、気持ちを切り替えられるのが良いのではないかと思います。