就活SST「選択理論の実践練習」

新聞読解「ニッポンゲーセン変遷史」

以下、記事の要約です。

駄菓子屋の店先や百貨店屋上のゲームコーナー、喫茶店に置かれた麻雀に「インベーダーゲーム」。

現在ゲームセンター(ゲーセン)といえば多様なゲーム機を集めた専門店やショッピングモールに併設された店舗を思い浮かべる人が多いが、

今に至るまではには様々な変遷があった。

このテーマについての利用者さんの意見

  • レトロゲームが今じゃクオリティの高いゲームに進化
  • ドイツなど日本と全く違う文化で驚いた
  • ゲーム依存は小さい時から可能性があったのか
  • 低価格で採算とれるのか心配

今後の日本のゲーセンがどのように変わるのか楽しみですね!

就活SST

前回から、選択理論で学んだことを実践するために、例題に挑んでいます。

今回も引き続き、例題で選択理論の考え方を身に着けていきましょう。

選択理論の実践練習

職場で起こり得るシチュエーションにおいて、選択理論を用いてどのように対処すればよいか、考えてみましょう。

状況

Aさんは、入社2年目で営業企画部で働いています。Aさんには、5年目の先輩であるSさんがいます。
最近Aさんは、少しやる気を失ってしまっています。なぜなら、自分の考えた企画やアイデアを、Sさんが全部自分の発案のようにして上司に披露していると感じているからです。
つい最近も、「この前、Aと話していたら、面白いことを言うので、これはちゃんと形にしたらよくなると思って、考えてみたら、結構よい企画になったので見てもらえませんか」と、Sさんが上司に提案してしまいました。
それについてAさんが抗議したところ、Sさんは、「盗んだなんて人聞きの悪いことを言うなよ。参考にはしたけれど、君のアイデアのままじゃ形にならないんだ。なくなるはずのものが良い企画になって通ったんだから、むしろ感謝しろよ」という調子であり、上司も誰が発案したかというのはあまり気にしている様子ではありませんでした。
最近のAさんは、良くないと思いながらも、自分のアイデアを言わず、自分の中でため込むようになってしまっています。

選択理論で考える

仕事の成果が横取りされたと感じているAさんは、力の欲求が満たされていないと考えられます。

力の欲求は、「誰かに認められたい」「価値を生み出したい」という欲求です。

では、この欲求が満たされていないのはどうしてでしょうか。

『Sさんが自分の発案のようにして上司に披露している』ことも確かに原因なのですが、

このように感じているということは、力の欲求が満たされない本当の要因は、「自分のアイデアが認められないと感じている」ことであるとも考えられます。

Sさんの行動や、上司の判断については、どちらも「コントロールできない」ことです。

Sさんに「自分のアイデアを取らないで欲しい」と伝えることや、上司に相談することも、決して悪い選択肢ではないのですが、そうしたからといって、Sさんや上司の行動が、自分の思い通りになるわけではありません。

そこで、自分のアイデアが認められないのであれば、「上司に直接企画を提案してみる」というのはいかがでしょうか。

それで通るのであれば先輩にアイデアを取られずに済み、欲求が満たされます。

一方、もしも通らないのであれば、先輩の言っていた「そのままでは形にならない」という言葉にも一理あったのかもしれません。

それであるならば、「自分からSさんにアイデアを企画にする手伝いをして欲しいと依頼する」なんて方法も出てくるかもしれませんよ。

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