コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「認知の歪みチェック③」

コミュニケーションプログラム

火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。

働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。

雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。

今回のテーマは「気になっているニュース」です。

本日のコミュニケーション講座では最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。

色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!

  • ワンピースのウタのライブツアーについて
  • ドローンの自動飛行が住宅街でできるようになることについて

いずれも今後も気になる内容でしたね!

引き続きスムーズな雑談をするためにも質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!

認知行動療法講座

前回、前々回と、認知の歪みを探す練習を続けています。

今回も同じく、また別の例題を使って認知の歪みを探す練習を続けていきます!

認知の歪みチェック③

以下のシーンにおいて浮かんだ自動思考について、どのような認知の歪みが含まれているか、考えてみましょう。

状況:クライアントとの打ち合わせに、電車の遅延で10分遅刻してしまった!
到着するとクライアントは不機嫌な顔で待っていた・・・。

〇自動思考A「わざとじゃないし、事前に連絡もした。そんな態度とらなくてもいいじゃないか」
感情:イライラ、くやしい

この自動思考に含まれている認知の歪みとして、「情緒的な理由付け」が考えられます。

相手の不機嫌な顔を受け入れたくなくて、遅刻した事実よりも相手の態度がおかしいということに問題をすり替えてしまっているようです。

〇自動思考B「絶対上司にクレームが入っている。帰ったら怒られる・・・」
感情:不安、心配

この自動思考に含まれている認知の歪みとして、「結論の飛躍」の”先読みの誤り”が挙げられます。

遅刻したことと相手の表情から勝手に最悪の事態を想像してしまい、それによって自分の心に生まれた不安をさらに増幅させてしまっている状態と考えられます。

〇自動思考C「これでこの取引は中止だ。部署の売り上げが下がったら自分のせいだ」
感情:絶望、パニック

この自動思考に含まれている認知の歪みとして、「自己関連付け」が挙げられます。

何か悪いことが起きたときに、すべては自分の責任だと決めつけてしまっている状態です。

この場合は、まだ起きてもいないことで自分を追い詰めてしまっています。

〇認知の歪みが含まれない考え方

反対に、認知の歪みを含んでいない考え方としては、どのようなものが考えられるでしょうか。

「まずは誠意をもって謝ろう。次は15分早く行動するようにしよう」といったように、遅刻してしまったことを素直に受け止めて相手の言動を解釈すれば、ストレスになりすぎることはないのではないでしょうか。

 

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