ワークショップ「良いチームワークとは」/自己分析講座「自分を受け入れる」
ワークショップ「良いチームワークとは」
ワークショップは、意見に対して質問をすることにクローズアップした訓練になっています。
発表者の発表に対して他の利用者さんが質問をし、それに回答していくことで、意見を作るときに欠けていた視点を見つけたり、改善点を見つけていくことができます。
また、質問を考えながら他の人の発表を聴くこと自体も、話を聞くことや疑問点を確認することの練習になりますよ。
今回のテーマは「良いチームワーク」についてです。
どんな仕事についたとしても、同僚や上司など、同じ仕事を共にしている人たちとのコミュニケーションは発生します。
程度の差こそあれど、仕事においてチームワークというものが重要な要素であることは間違いないといえるでしょう。
では、「良いチームワーク」というのは、一体どのような状態のことを指すのでしょうか?
どうすればそれを実現できるのかも合わせて考えてみてもらいました!
このテーマについての利用者さんの発表
- 自分と違う考えも認めること
- 一人で抱え込もうとせず、協力や相談をしていくこと
- 個々の特性に合わせて役割分担をすること
- やりがいや達成感をチームの全員が得られるようにすること
みなさんから、チームワークとは、「共通する目的をもって相互に協力していくこと」といった意見を出していただきました。
チームとして動いていくために、”自分自身”にできることは何か。
また、今はできていないが身に着けていきたいことは何か。
ぜひ考えてみてください!
自己分析講座「自分を受け入れる」
前回は、自分の考えていることを認知する”メタ認知”について紹介しました。
今回は、自分の苦手な部分を変えていくために、まずは自分自身を”受け入れる”ということについてです。
自分を受け入れる
これまでのプログラムの中で、自分自身の嫌いな部分や、やりたいことをやるのを邪魔している、生きづらくしている考え方が、今に至るまでの様々な経験によって培われてきているということについて考えてきました。
今の自分ができた原因は、周囲の環境や、特定の誰かの行動にあったかもしれません。
しかし、例えそれを恨んだとしても、今の自分を変えることはできません。
また、今後、周囲の人たちが自分の望むように関わってくれるように願っても、思った通りにはなりません。
自分以外の人に期待したり、依存したりしても、思い通りの結果は得られないのです。
人から与えてもらうことを目的とするのではなく、自分で自分を大切にしてみてください。
それが、自分を生きづらくしている考えを変えることに繋がるはずです。
自分を変えていくために必要なのは、「許すこと」「認めること」「褒めること」です。
許すこと
自分で自分に対して許せないと思っていることはありませんか?
完璧な人間はいません。
ダメだと思っているところも、足りないと思っているところも、まとめて自分を許してあげてください。
認めること
自分の意見や考え方、スキルを自分で認められていますか?
失敗したとしても、それはあなたの価値を否定するのと同義ではありません。
他者に認められることを目指すのではなく、自分で自分を認めてあげてください。
褒めること
自分の努力や成果を、しっかりと受け止めていますか?
誰かに褒められるのはもちろん嬉しいことですが、他の人に褒められようと頑張っても、思った通りにはなりません。
自分で自分のことを褒めてあげてください。