就活SST「発言の意図を考える」
新聞読解「低価格コンビニジム広がる」
低価格帯のフィットネスクラブが勢力を広げている。
ライザップグループが月3千円台の「ちょこざっぷ」の展開に本腰を入れ始めるなど、競争が激化。
利用者一人あたりの売上高は低下傾向だ。
テレワークで運動不足を感じる人が増え、低価格ジムが「タイパ」重視派を取り込んでいる。
このテーマについての利用者さんの意見
- 運動しない理由は値段よりも忙しいが大きい
- コンビニジムは初めて知った
- 無人営業は少し不安がある
- エステや脱毛など魅力的だ
今後は安価な総合フィットネスの時代が訪れそうですね!
就活SST
前回は、会話を続けていくのに有効な具体的な方法として、「開かれた質問」と「自己開示」について紹介しました。
今回は、様々な場面において、相手の発言の意図を考えて行動することについて考えていきます。
発言の意図を考える
会話の中で、相手に言われた通りにしたはずなのに怒られてしまったり、ネガティブな反応をされた、というような経験はありませんか?
もしかしたら、それは相手の発言の意図を汲み取れていなかったのが原因かもしれません。
コミュニケーションを取る上では、”相手が何を望んでいるのか”を考え、発言の意図に沿った行動は何かを意識しておく必要があります。
例題:「急ぎじゃないから適当に」
B:この仕事、お願いな。急ぎじゃないから適当にやっといて
A:はい
~後日~
B:おい、君。ところで、この前頼んだ仕事どうなった?
A:急ぎではないと言われたので、まだ手をつけていません
B:確かに、そう言ったけど限度があるだろう!
A:すみません
Aさんが怒られたのはBさんに仕事を頼まれた1週間後で、その間、Aさんは別の仕事をしていました。
さて、一体どうすれば、このような事態を避けることができたでしょうか。
Bさんは、「急ぎじゃない」「適当に」という言葉を使っていますが、これらの言葉をそのまま、言葉通りに受け取ってしまったことが、原因の1つかもしれません。
急ぎではないといっても仕事である以上、それが必要となるタイミングは必ずあります。
また、適当にという言葉は、いい加減で良い、といった意味合いで使われたわけではないでしょう。
Aさんの側からできる対処としては、仕事を頼まれた時点で、期限を確認しておくことが挙げられます。
仕事の中では、明確に決まっていないことも多いため、期限も明確にあるわけではないかもしれませんが、それでもいつまでにやっておけば良いのかを擦り合わせておくことが重要です。
また、今現在受けている仕事について説明し、いつ頃取り掛かれそうかを伝えておくのも良いでしょう。
反対に、Bさんの立場で考えるならば、仕事を依頼した際に大体でも期限を提示しておくということの他に、間に合わなくなる前に状況の確認をする、といった方法も考えられます。