ワークショップ「選挙投票率を上げるためには」/自己分析講座「自分の行動を縛る『禁止令』」

ワークショップ「選挙投票率を上げるためには」

ワークショップは、意見に対して質問をすることにクローズアップした訓練になっています。

発表者の発表に対して他の利用者さんが質問をし、それに回答していくことで、意見を作るときに欠けていた視点を見つけたり、改善点を見つけていくことができます。

また、質問を考えながら他の人の発表を聴くこと自体も、話を聞くことや疑問点を確認することの練習になりますよ。

今回のテーマは「選挙投票率を上げるためには」です。

近年、選挙投票率の低下が問題になっていることは、みなさんも聞いたことがあるのではないかと思います。

一体どうして、投票率の低下が起きてしまっているのでしょうか。

利用者のみなさんに、その対策方法を考えてみてもらいました!

このテーマについての利用者さんの発表

  • 学生の意見が政治に取り入れられる仕組みなどで、若い層の政治への関心を高める
  • 市役所以外に投票できる場所を増やし、気軽に行けるようにする
  • 町内放送などでリマインドすることで、忘れてしまうことを防ぐ
  • SNSなどを活用し、若い層に各々の候補者がどのような活動をしているのか知ってもらう

投票の利便性が上がって、気軽に参加できるようになると良いですね!

自己分析講座「自分の行動を縛る『禁止令』」

前回は、ご両親にされて、イヤだと思った出来事について分析しました。

今回は、両親との関係から作られる、自分を縛る命令である「禁止令」について紹介します。

自分の行動を縛る『禁止令』

小さい頃に両親に言われたことやされたことが、「自分の行動を縛る命令」=禁止令となってしまっているかもしれません。

今回は、13種類の禁止令を紹介します。

1.「何もするな」「実行するな」
親が厳しかったり、過保護だったことで、些細なことまで注意されてしまっていたことで作られる禁止令です。
「自分から行動してはいけないんだ」と考え、従順な子どもであろうとし続けたために、大人になっても積極性に欠け、人の意見に従ってばかりになってしまいます。

2.「お前であるな」
自分の性別やアイデンティティを否定された経験がある人が持ちやすい禁止令です。
自分に自信を持つことができなくなり、まわりの評価や常識、世間体に極端に左右されやすくなってしまいます。

3.「子どもであるな」
小さい頃に弟や妹が生まれ、早い段階で自立を促されたことで作られやすい禁止令です。
問題が起きたときなどに、「自分がやらねば!」という強い責任感を持つのですが、それが足かせとなって自分が楽しめなくなったり、周りとぎくしゃくしてしまう場合があります。

4.「成長するな」「親から自立してはいけない」
親がなんでもしてくれたり、甘やかしてくれたために、自分で何かに挑戦する経験を積めなかったことで作られる禁止令です。
自分で何かに挑戦し、成功した経験が少ないため、自分で行動することが怖く、他者に過剰に頼ろうとしてしまいます。

5.「感じるな」「感情を表に出してはいけない」
泣いているときに無視されたり我慢しろと抑え込まれたりしたなど、素直に欲求や感情を出せなかったことで作られやすい禁止令です。
自分の感情を抑えこむようになった結果、声の抑揚や表情がなく誤解されてしまったり、自分の気持ちやストレスに気づきづらくなってしまいます。

6.「考えるな」
幼いころから親に威圧的に接されていたことで持ちやすい禁止令です。
自分でなにかを考えることに忌避感を持つため、騙されてしまいやすかったり、自分と違う意見でも反論ができなかったりしてしまうかもしれません。

7.「近寄るな」
親に距離を置かれていたり、あまりふれあう機会がなかったりする人が持ちやすい禁止令です。
自分の気持ちや本心を伝えることに苦手意識を持ってしまうため、周囲と打ち解けられなかったり、相談できず、一人で抱え込んだりしてしまいます。

8.「成功するな」
うまくいったときには褒めてもらえない一方で、失敗したときは慰められたり、励まされたりする。そんな経験を繰り返すとこの禁止令を持ちやすくなります。
どうすれば上手くいくのかわかっているのに、どうしてかその方法を選べず、失敗してしまう、なんて場合には、このような禁止令により、無意識のうちにブレーキを踏んでしまっているのかもしれません。

9.「自分のことで欲しがるな」
幼い頃、自分のために親が苦労したり、我慢をしたりしているところを見ていた場合に持ちやすい禁止令です。
自分の欲求を素直に言えなくなるだけでなく、幸運を人に譲り、幸せを自ら壊すような行動をとってしまうことがあります。

10.「健康であってはいけない」
病気のときにしか甘えられなかったり、親が体の弱い兄弟姉妹の面倒ばかり見ていた人に多い禁止令です。
無意識のうちに病気や怪我により同情を引いたり、注目を集めようとしたりしてしまうような場合には、この禁止令の影響かもしれません。

11.「重要な人になってはいけない」
子どものころ、上手くいったことを報告したにも関わらず、親の反応が薄い、といった経験が積み重なると、この禁止令を持ってしまうかもしれません。
目立っていると良くないことが起きる、と無意識に考えてしまっているので、責任を負うのを嫌ったり、リーダーなどの立場になると効率よく行動できなくなってしまったりします。

12.「所属してはいけない」「仲間入りをしてはいけない」「孤独になれ」
親が友人を選んでいたり、恥ずかしがりだから、等と親に言われてしまったりしたことで、同世代の子と活動する機会が少なくなってしまったことで生まれやすい禁止令です。
親しくなるための行動に不安感があるため、職場やグループに溶け込めず、一人で行動することが多くなってしまいます。

13.「存在するな」
幼い頃に虐待を受けたり、親の不幸の原因にされたりした場合に作ってしまう禁止令です。
自分が生きているということ自体に忌避感を持つため、自分の身体を大切にできず、極端な行動に走ってしまうこともあります。

 

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