コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「古いスキーマと決別する」
コミュニケーションプログラム
火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「気になっているニュース」です。
本日のコミュニケーション講座では最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。
色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!
- 明日からのマクドナルドとワンピコラボで広告をやっているチキンタツタが気になる
- 石を卵だと思い込んで温めていたワシのニュースが心温まる内容だった
- 全国学力テストが初のオンライン導入とのことで時代が変わったと思った。
- トレンド入りした「漁港のおじさん」について、咄嗟に動けてすごい。
いずれも今後も気になる内容でしたね!
引き続きスムーズな雑談をするためにも質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!
認知行動療法講座
前回の認知行動療法講座では、スキーマを変える方法として、スキーマのメリット・デメリット分析を紹介しました。
今回は、新たなスキーマを見つけた後に、古いスキーマと決別するための方法を紹介します。
古いスキーマと決別する
メリット・デメリット分析などの方法で、元々のスキーマに変わる新しいスキーマを見つけることができたとしても、それで終わりではありません。
これまでの長い人生の中でずっと「当たり前」だったスキーマを変えるのは、簡単ではありません。
新しいスキーマを見つけたとしても、自分の中で納得がいき、信じられるのは、まだまだ元々のスキーマのままだと思います。
新しいスキーマを受け入れていくためには、日常の中で、その根拠となる出来事を見つけていくのが重要です。
そのための方法として、PDL(ポジティブ・データ・ログ)というものがあります。
PDLは、新しいスキーマの根拠となることを、1日1行ずつ記録する方法です。
記録する出来事は、どんなに些細なことでも構いません。
むしろ、「こんなことは誰にでもできる」といった自己批判的な視点は、スキーマを変えることを阻害してしまいます。
うまくいったことやうれしかったことなどを、素直に書き留めるようにしてください。
PDLの例
古いスキーマ:私は誰からも必要とされない人間だ。
新しいスキーマ:私のことを必要とする人、好きだと言う人は何人もいる。
○月○日:職場の同僚からランチに誘われた
→私と一緒に食事をしたり、話したりしたいと言う人が職場にもいる。
○月○日:実家の母から電話があり、「たまには顔を見せてね」と言われた。
→私のことをいつも気にかけ、会いたがっている両親もいる。
○月○日:上司が帰り際に、「月曜のプレゼン、頼むね」と言った
→上司に信頼され、大切な仕事を任されている。
○月○日:公園に犬の散歩に出かけたら、顔見知りの犬の飼い主に話しかけられた。
→たまにしか会わなくても、私のことを覚えていて、好感を持ってくれている人がいる。