コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「現実的で柔軟な考え」

コミュニケーションプログラム

火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。

働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。

雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。

今回のテーマは「気になっているニュース」です。

本日のコミュニケーション講座では最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。

色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!

  • 津田沼のゾンビ事件
  • キンプリ脱退
  • オミクロン株が主流
  • バイオプラスチックに期待

いずれも今後も気になる内容でしたね!

引き続きスムーズな雑談をするためにも質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!

認知行動療法講座

前回の講座では、問題リストを作成して、問題の明確化を行います。

今回は、コラム法によって現実的で柔軟な考えを作る方法について考えていきます。

現実的で柔軟な考え

マイナスに考えてしまう出来事が起き、ストレスが溜まってくると、ますます悲観的な考えで行動や気分がマイナス方向に進んでいってしまいます。

これは、ストレスによって1つの考え方に囚われやすくなってしまい、気持ちを楽にしたり、効果的な解決法を見つけたるできないのが原因です。

そのため、この状況から抜け出すには、マイナス思考の悪循環を断ち切るのが条件となります。

といっても、単にプラス思考をすればいいというわけではありません。

例えば、十分に掃除ができないことで「主婦失格だ」と自分を責めている人がいたとしましょう。

この人に、「少々汚れていても目立たないのでかえって楽でいい」と考えてみたら?とアドバイスしたとして、果たしてそのように考え方を変えることは可能でしょうか?

根拠もなくポジティブに捉えようとしても、元々の考え方の方がよほど自分の中で信じられるため、簡単ではないのではないでしょうか。

そこで役立つのが「コラム法」です。

コラム法は、「現実的で柔軟な考え」を目指すためのものです。

コラム法では、ネガティブに寄った予測でも、ポジティブに寄った予測でもなく、ただありのままに、現実として起こっている状況はどのようなものか、を探していきます。

そして、「だからこうなのだ」と決めつけるのではなく、柔軟な受け取り方をするよう努めます。

先ほどの例を現実的で柔軟な考えにしてみると、「掃除しきれていない部分があるが、他の家事もこなしているし、ちゃんと自分の役目ははたしている。完璧に掃除をこなしている人だけが主婦として認められているというわけではない」といった考えになるかもしれません。

このように考え方を変えていくために、次回からコラム法のやり方を知っていきましょう。

 

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