就活SST「心配りで距離を縮める」
新聞読解「戻る日常 国境超え熱狂」
以下、記事の要約です。
日本経済新聞社は2023年上期の日経MJヒット商品番付をまとめた。
東の横綱は「5類移行」。新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類に移行し、旅行や外食が活気を取り戻した。
西の横綱は「WBC世界一」。14年ぶりの日本代表の優勝が全国を沸かせた。
脱コロナの生活は消費者を高揚させ、国境を超えるヒットが次々と生まれている。
このテーマについての利用者さんの意見
- コロナ禍でアニメやゲームに触れた人が多いからか、それらのタイトルが上位に来ている。
- 番付に載る点数自体が増えていて、消費が活発化しているように思う。
- 去年と比較して、外出に係るものが大きく増えた。
良くも悪くも影響の大きかったコロナ禍ですが、これまで触れたことのなかったものに触れる機会となったのは良い側面ですね。
就活SST
前回は、「情報の階層」についてご紹介しました。
今回は、コミュニケーションにおいて重要となる「心配り」についてお話します。
心配りで距離を縮める
コミュニケーションにおいて、心配りは非常に重要です。
心配り、あるいは気配り、心遣い、気遣いなど多くの呼び方がありますが、重要なのは相手の立場に立ち、心情を考えて行動することです。
とはいえ、具体的に何をすればいいのか、どんな行動が心配りになるのかと考えてみると、案外難しいものです。
一番簡単にできて、一番効果の高いのは、柔らかい表情や言葉遣いを心掛けることです。
当たり前のことを言っているようですが、仕事などで精神的に疲れているとき、これらを意識することが果たしてできていますでしょうか。
周囲に目を向け、他人を慮るためには、自分自身の心の余裕も必要となってくるのです。
こういった心配りは、互いの距離を縮めるだけでなく、トラブルを避け、自分の身を守るためにも重要です。
例えば、混雑した場所で人にぶつかってしまったときでも、すぐにやわらかい表情と言葉で謝ることができれば、トラブルにならずに済む可能性が高くなるでしょう、
また、心配りを発揮するタイミングとして最も重要なのは、「出会い頭」であると言われています。
なぜならば、人は、”第一印象”の影響を強く受けてしまうからです。
暑い中訪問したところ、対応してくれた人が、「さぞかし暑かったでしょう。部屋の温度をおさげしましょうか?」なんて声をかけてくれたら、その人のことも、その人が所属している会社のことも、好意的に感じるのではないでしょうか。
反対に、受付の態度が悪かったので、会社自体の信用を失くした、なんて経験をされたことがある方もいるかもしれません。
相手の状況や気持ちへの「共感」と、自分が行う具体的なアクションの「提案」をセットにして伝えることで、心配りを示すようにしましょう。