コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「5つのコラムの練習」

コミュニケーションプログラム

火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。

働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。

雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。

今回のテーマは「気になっているニュース」です。

本日のコミュニケーション講座では最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。

色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!

  • 天下一品の新メニュー『こってりMAX』が気になる。
  • マーダーミステリーが好きなのでニュースで見る機会が増えて気になっている。

いずれも今後も気になる内容でしたね!

引き続きスムーズな雑談をするためにも質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!

認知行動療法講座

前回は、5つのコラムで”根拠”と”反証”を見つける方法についてお話しました。

今回は、サンプルを用いて5つのコラムの実践練習を行います。

5つのコラムの練習

今回は、前回説明した第4、第5のコラムを作る練習をしてみます。

以下の情報から、根拠と反証を探してみましょう。

・第1のコラム:状況

昼頃、友人にメールを送ったが、いつまで経っても返事が来ない。

・第2のコラム:気分

1) 不安 (90%)
2) 落ち込み (70%)

・第3のコラム:自動思考

1) 私のメールが気に障ってしまったんだ。
含まれる自動思考:自己関連付け

2) 私は友人に嫌われている。どうして自分はいつも人とうまく付き合うことができないんだろう。
含まれる自動思考:極端な一般化、結論の飛躍(心の読みすぎ)

根拠

この場面において、唯一の客観的に見ても事実である事柄は、「メールを送ったが、返事が来ていない」ということだけです。

しかし、他に過去にあった嫌われていると思ってしまう根拠となる事柄があれば、それも合わせて挙げてよいでしょう。

例えば、「たまに、話しかけても生返事しか返ってこないことがある」という事実が気になっているかもしれません。

反証

1つめの自動思考については、自分が原因でなかったとしたらどんな可能性があるか、考えてみると良いでしょう。

ただ寝ているのかもしれませんし、出かけていて確認する余裕がない可能性もあります。

また、例えば過去にも同じようなメールを送ったが、その時は返事があった、というのであれば、自分のメールの内容のせいではないという反証になります。

2つめの自動思考については、嫌いだと直接言われてもいない以上、嫌われていることを証明することはできません。

対して、「今度遊ぶ約束をしている」なんて事実があるならば、ますます強固な反証として挙げることができます。

 

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