就活SST「想定外の質問に対処する」

新聞読解「変わり始めた物価と賃金」

以下、記事の要約です。

日本の物価や賃金に転機が訪れている。

エネルギーや食品の値上がりが賃金に波及し、春季労使交渉での賃上げ率は30年ぶりの高水準を記録した。

長年続いた「デフレ」体質は変わり、物価と賃金が連動して上昇する好循環が生まれるのだろうか。

このテーマについての利用者さんの意見

  • 物価は上昇しているのに賃金を上げて欲しい
  • 外国は賃上げ出来ているのになぜ日本は出来ないのか
  • 日本の政策がおかしいとおもった
  • 好循環への期待は全くない

今後は海外の景気に左右されてほしくないですね!

就活SST

前回は、質問の本質に迷わず答えられるように、事前に質問を想定しておく方法についてお話しました。

今回は、想定外の質問を受けた時、どのように対処すれば良いか、考えてみます。

想定外の質問に対処する

前回、想定外の質問は、そもそも自分ではなく、他の人間が回答するべき質問である場合があるとお話しました。

例えば、このような場面がありました。

「食品中の放射性物質の暫定規制値について、厳しいと思うか」という質問を記者がしたのですが、聞かれた側は回答することができず、狼狽してしまっていました。

この質問を受けたのはとある生産組合の代表者だったのですが、実はそのような立場から、この質問に回答するのは非常に難しいのです。

なぜならば、この質問に回答するには放射能に関しての専門的な知識が必要となり、放射性物質の暫定規制値を定めているのは内閣府であるからです。

そのため、このような質問に対する明確な回答は持ち合わせていません。

このような場合であれば、「私が答えるべきことではありません。それは、国が判断すべきことです」などと回答してしまって構わないでしょう。

質問の内容を知らない場合

先ほどの例ですが、そもそも質問を受けた「放射性物質の暫定規制値」という言葉に聞き覚えがない、という可能性もあるでしょう。

知らない事柄について聞かれてしまったときは、注意が必要です。

憶測で回答してしまうと、それが正式な回答ということになってしまい、とんでもない誤解が発生してしまう可能性もあります。

一方で、知らずとも許されることであれば「知りません」で済みますが、自身の仕事の分野に関わることなどであれば、質問者の印象を悪くしてしまうこともあるかもしれません。

わからなかった質問内容に着いて問い返すのもアリですが、その場合はそれを踏まえて次の質問が飛んでくることになるでしょう。

確認してもなおわからないようであれば、知らないと認めてしまった方が良い場合もあるので、状況に応じて対応してください。

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