コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「計画を立てて行動を起こす」
コミュニケーションプログラム
火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「気になっているニュース」です。
本日のコミュニケーション講座では最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。
色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!
- 北海道で個体名がつけられていたクマが駆除された
- 認知症の進行を遅らせる新しい薬について
- パチンコ店の火災について
- ビッグモーターで起こっていた問題
いずれも今後も気になる内容でしたね!
引き続きスムーズな雑談をするためにも質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!
認知行動療法講座
前回は、問題を解決するため、どのような行動を起こすか決めるための方法について紹介しました。
今回は、行動を決定した後、実際に行動を起こすために計画を立てる流れについて紹介していきます。
アクションプランで行動を起こす
うつや不安を感じているときは、気持ちが内向きになるものです。
自分の世界に閉じこもっていると、気分は一時的に楽になるものの、自分の思い込みから抜け出すことができなくなってしまいがちです。
そのため、問題に対処することができなかった、という気持ちを引きずることになってしまいます。
思い込みを変え、気分を改善していくためには、行動を起こす必要があります。
不安を感じている場面に思い切って足を踏み入れれば、意外と簡単に問題が解決するということもあるでしょう。
そうでなくとも、現実的な問題に対処していくには、自分の世界から抜け出して挑戦し、新しい考え方に馴染んでいく必要があります。
まずは、問題を解決するにあたっての計画、「アクションプラン」を建てるところからやっていきましょう。
アクションプランを建てる
・行動目標と試したい考え
これから行う行動によって目指したい目標と、これから試す”適応的思考”を書き出しておきます。
・アクションプラン
行動計画の内容です。
できるだけ具体的に書いておくことで、実行しやすくなります。
・開始予定時期
その計画をいつ始めるかを決めておきます。
アクションプランによって実行する内容は何かしらの障害が予想されるなど、「できればやりたくないこと」です。
そのため、いつかやる、と考えていては後回しにしてしまって実行できないので、具体的に決めておく必要があります。
・予測
どのような事態が起こるか、予測を立てておきましょう。
何が起きるかわからないよりも、起こるかもしれないことをイメージしておいたほうが、不安が軽減されます。
・予想される問題
行動のさまたげになりそうな問題はどのようなことなのでしょうか。
起こりうる問題を洗い出しておくことで、漠然とした不安を解消しておきましょう。
・問題が起こった時の対処法
想定した問題に対して、どのような対処が考えられるでしょうか。
もちろん、すべてを想定しておくことは不可能ですが、考えつく限りでこの問題にはこうする、と決めておくだけでも、気持ちはかなり楽になるはずです。
・行動結果
ここから先は、実施に行動を起こしてから記入します。
行動の結果、どんなことが起こったのかを、具体的に記録しておきましょう。
・新しい考えの確信度
行動の結果、新しい考えをどのくらい確信できるようになったかを数字で記入しましょう。
あまり変わらなかったようであれば、行動の選択や、から再び繰り返す必要があります。
・この行動から学んだこと
行動の結果から、どのようなことがわかったか、記録します。
解決しなかったのであれば、ここでわかったことを元にして、新たな方法を考えていきましょう。