ワークショップ「年功序列制と成果主義」/自己分析「自分を表すキーワード」

ワークショップ「年功序列制と成果主義」

ワークショップは、意見に対して質問をすることにクローズアップした訓練になっています。

発表者の発表に対して他の利用者さんが質問をし、それに回答していくことで、意見を作るときに欠けていた視点を見つけたり、改善点を見つけていくことができます。

また、質問を考えながら他の人の発表を聴くこと自体も、話を聞くことや疑問点を確認することの練習になります。

今回のテーマは「年功序列制と成果主義、どちらが良いか」です。

仕事の人事評価制度には、大きく分けて「年功序列制」と「成果主義」の2つがあります。

昔ながらのスタンダードな年功序列制は、長期就労に繋がりやすく、帰属意識が高まる一方で、チャレンジ精神やモチベーションの低下が起こります。

一方の成果主義は、モチベーションが上がりやすく、チャレンジも起こりやすいものの、評価基準が難しかったり、人間関係の悪化に繋がる可能性があるなどノデメリットも存在します。

どちらにも良い点、悪い点がある中で、どちらを選ぶでしょうか。

このテーマについての利用者さんの意見

  • 企業が成長していくためには、成果主義の方が効果的なのではないか。
  • 個人としては上を目指すことにあまり興味がないので年功序列のほうが気楽で良い。
  • 働き口を用意するという意味では、成果だけを追求するものではないのではないか。
  • 年功序列の上に、成果によって評価される制度があると良い。

どちらが良いと一概に言えないものであるからこそ、自分にとって望ましい働き方を考えるのが重要ですね。

自己分析講座

前回の自己分析講座では、自分史のラストとして、今の自分に至るまでの自分史を作成しました。

今回は、ここまでの総まとめを兼ねて、自分史で見つけた”自分の軸”と、それを裏付けるエピソードを作っていきます。

自分を表すキーワード

まずは、自分史の中で出てきた打ち込んだこと、そこで乗り越えた壁、打ち込んだ理由を中心に箇条書きでまとめてみましょう。

続いてその中から、共通しているポイントを見つけていきます。

特に、打ち込んでいた理由や、壁を乗り越えるためにしたことなどに注目すると、自分の得意なことが見えてきやすいのではないかと思います。

共通するポイントが見つかったら、それを自分を表す”キーワード”としてまとめてください。

この時、もしも共通するポイントとしてネガティブな要素が出てきてしまったら、リフレーミングを使ってプラスの表現に置き換えてみましょう。

例)「飽きっぽい」⇒「好奇心旺盛」、「気が弱い」⇒「周りを大切にする」、「冷たい」⇒「冷静、客観的」

キーワードを裏付けるエピソード

キーワードが見つかったら、それを裏付けるエピソードを探していきます。

時期は問いませんが、働いていた経験がある方は、前職でのエピソードなどが見つけられるとより良いでしょう。

以下のサンプルを参考に作ってみましょう。

サンプル

キーワード:決めたことは最後まで諦めずにやり通す

エピソード①:中学時代、部活でレギュラーになれず苦しんだが、半端で終わることはやめようと自主練習を増やしつつ、3年間部活を続けた。

エピソード②:高校時代、学力が志望校に届かず諦めようと思ったこともあったが、積極的にわからない問題を聞くなどして勉強を続け、志望校には入れなかったが第二志望に合格した。

エピソード③:大学時代、アルバイトで周囲の人と考えが合わなかったことがあったが、諦めずにほかの人の意見も取り込みつつ提案し直し、認めてもらうことができた。

エピソード④:以前勤めていた企業でイベントの幹事を任されたが、社内の意見が二分しまとまらないことがあった。板挟みになり辛かったが、やれるだけのことはやろうと考え情報収集を行い、全員とはいかないまでも多くの人が参加してくれるイベントにできた。

エピソード⑤:以前勤めていた企業で任された仕事でミスをしてしまい、向いていないのではないかと悩んだこともあったが、任されたからにはしっかりとやりきりたいと考えてミスの原因を分析し、期限内に終わらせることができた。

 

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