令和5年9月に就職された方にインタビュー！　通所の決め手は？　プログラムの感想など

こんにちは！
リスタート職員Ｙです。

本日は、令和5年9月に就職されたＳさんに、卒業にあたってのインタビューをお願いしたところ、その回答をいただいたので、全文をご紹介いたします！

離職していた期間が長く、不安もあったというＳさん。

どのようにして乗り越えられたのでしょうか？

Ｓさんについて

Ｓさん（仮名）
　40代　女性
　疾患名：混合性不安抑うつ障害　注意欠陥多動性障害
システム開発業、ＩＴエンジニア派遣業の企業にて事務職として活躍中！

Ｓさんへのインタビュー本文

Q．まずは、リスタートに通所しようと思ったきっかけを教えてください

体調が良くなりまた働きたいと思うようになったのですが、離職していた期間が長かったことと年齢が40代ということで不安になり、主治医に相談したところリスタートのパンフレットをいただきました。

プログラムの内容や資格検定の受験費用負担などに興味を持ち、働くまでの準備がしっかりできそうだと感じ通所を決めました。

また、自分のペースで少しづつ通所の時間を増やしていけることも魅力的でした。

Q．通所してよかったと思ったことや、楽しかったことはありますか？

・よかったと思ったこと
プログラムを学ぶうちに自分を客観的に見られるようになり、特性や考え方のクセから来るトラブルの回避や対処ができるようになったこと。

・楽しかったこと
一番楽しかったことは、2022年の年末最終日に利用者の皆さんと推理ゲーム『海亀のスープ』に挑戦したこと。

通所を始めた頃はコロナ禍でなかなか他の利用者さんとコミュニケーションが取れなかったので、皆で協力することができて本当に楽しかったです！

Q．通所してから大変だと思ったことを教えてください

自分の悩みを周りに相談することができなかったり、疲れていても無理をして活動をしていたことから通所を始めて6～7ヵ月頃に体調を崩して円形脱毛症になってしまいました。

当時の私は「こんな悩みは周りに比べたら大したことではない」「皆はもっと頑張っているのだから私も頑張らなくては」と考え我慢しまうところがありました。

体調を崩してからはスタッフの方々に小さなことでも相談したり愚痴を聞いていただいたり、体調報告メールやセルフシートに睡眠時間や体調、気分を細かく記し、疲れ過ぎないようにペースを考えて活動するよう心がけました。

Q．リスタートのプログラムについて、感想をお願いいたします

【新聞読解】
【コミュニケーション】
【ワークショップ】
これらのプログラムは、限られた時間内に自分の考えをまとめられるようになる、相手が理解しやすいように話すなど発表や報告の練習になる、人前で意見を述べることに自信がつくなど、沢山のメリットがありました。
また、他の参加者の方々の意見や興味のあること、アイディアを伺えたことも勉強になりました。

【就活SST】
ビスネス上だけでなく、日常生活でのコミュニケーションにも役立ちました。
心理学的な部分もあり、一番好きなプログラムでした。

【認知行動療法講座】
自分の考え方のクセを知り、客観的に見ることで自分を追い詰めない考え方に少しづつ改善できるようになりました。

【自己分析】
過去を振り返り、辛かった出来事を書き出したり発表することで気持ちを昇華できた気がします。
また、得意なことや苦手なことを思い出せたり新たに気付くこともあり、就活に大いに役立ちました！

Q．最後に、リスタートを検討している人へ、メッセージをお願いします

スタートに通ったことで、大げさでなく人生が変わったと感じています。

通っていなかったら今頃どうなっていたんだろう、と家族と笑って話すこともあります笑

私のようにブランクや年齢などを理由に就職に勇気が出ない方もいらっしゃると思います。

が、ぜひ一度お話を聞いてみて欲しいです。きっとあなたに合った支援をして下さるはずです！

職員から

リスタートの通所を開始された当初は、不安に感じることも多く、また遠慮もあったのか「こんな相談するのは職員さんの手を煩わせてしまう…」と、悩みごとがあってもなかなか職員に相談することができなかったＳさん。

ご自身もおっしゃていた通り、ストレスが溜まって体調を崩された時期もありましたが、「些細なことでも相談してくれていいんです！」「そのために職員がいるんですよ！」と繰り返しお声がけし、徐々に職員に困りごとやお悩みを相談していただけるようになりました。

また、リスタートでは、ほぼ全てのプログラムに参加され、新聞読解やコミュニケーション、自己分析講座などでは、率先して意見を発表されていました。

新しく通所を開始された利用者さんにもお声がけいただくなど、職員から見てもとても頼もしく、助けていただいた場面がたくさんありました！ｗ

プログラムに参加される中で、ご自身の苦手なことなど改めて気づかれたことも多かったようですが、真正面から向き合い、できること、苦手なことをしっかり整理されたＳさん。

もう一人で悩み事を抱えてしまうこともないと確信しています！

改めまして、就職おめでとうございます！

就職はゴールではなくスタートです。

引き続き、定着支援でサポートさせてくださいね～！