コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「ストレスによる変化」

コミュニケーションプログラム

火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。

働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。

雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。

今回のテーマは「気になっているニュース」です。

本日のコミュニケーション講座では最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。

色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!

  • 急性大動脈解離について
  • コロナ関連の記事のコメント欄等で、意見が割れるようになったことについて
  • 新幹線のワゴン販売が中止に

いずれも今後も気になる内容でしたね!

引き続きスムーズな雑談をするためにも質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!

認知行動療法講座

前回は、認知行動療法の重要な概念である”自動思考”についてお話しました。

今回は、ストレスが溜まっていることに気づくための、「落ち込み」「不安」「怒り」による変化についてです。

ストレスによる変化

浮かぶ自動思考は、同じ人間でも、ストレスが溜まることで変わってきます。

落ち込んでいると、普段は気にならないような他者の言動を「自分のことを嫌っているんだ」と捉えてしまいやすくなります。

不安な気持ちが強ければ、いつもは難なくできることでも「失敗するのではないか」と感じますし、

イライラしていれば、気遣いでかけられた言葉にカチンときて、つい声を荒げてしまった、なんてこともあるかもしれません。

こういったことを避けるためには、落ち込みや不安、怒りなどの感情が強く出ているときに起こる自分の変化に気づくことが重要です。

「うつ」による変化の例

気分
・憂うつ
・無気力

行動
・人と付き合うのがおっくうになる
・閉じこもりがちになる

身体反応
・声が小さくなる
・寝つきが悪くなる
・食欲がない

思考
・悲観的になる
・何をしても楽しくない

「不安」による変化

気分
・心配
・パニック

行動
・不安なものを避ける
・確認ばかりする

身体反応
・手のひらに汗をかく
・筋肉が緊張する
・動悸がする

思考
・危険を過大評価する
・自分の能力を過小評価する
・まわりからの援助を過小評価する

「怒り」による変化

気分
・腹が立つ
・イライラ

行動
・攻撃的になる
・どなる
・物に当たる

身体反応
・筋肉が緊張する
・血圧が上昇する
・動悸

思考
・相手の行動が理不尽に感じる
・他人のせいにしてしまう

 

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