就活SST「選択理論の実践②」

新聞読解「消えた100円自販機」

以下記事の要約です。

飲料を全て100円以下の価格で販売する「格安自販機」が消えつつある。

物価高の影響で格安自販機大手が今春、値上げに踏み切った。

格安自販機の歴史をひもとくと日本のバブル崩壊の歴史とも重なる。

格安自販機の”絶版”は日本のデフレ時代終結の象徴とも言えそうだ。

このテーマについての利用者さんの意見

  • 100円飲料のみの自販機はめっきり見なくなった。
  • スーパーなどで格安で販売されているものを買う機会の方が多い
  • 炭酸飲料だけ抜きんでて値上げ幅が大きいのが気になる。
  • どうして格安自販機というものがあるのかを分かりやすく説明してくれていて興味深い。

格安自販機のPBにはそこでしか買えない商品もあるので、値上げしてしまっても、残り続けて欲しいですね!

就活SST

前回は、サンプルのシチュエーションを使って、選択理論を実践しました。

今回も引き続き、選択理論の練習をしていきます。

選択理論の実践

以下の問題を解決するため、選択理論の考え方を使って起こす行動を考えてみましょう。

状況

Kさんは大手電機メーカーの子会社に今年入社し、経理課に配属されました。不況の煽りで何年か新卒採用をおこなっていなかったため、職場で最も歳が近い人でも、11歳ほど年上の女性です。

Kさんの職場の先輩たちは、すでに仲良しグループが形成されていますが、Kさんはその中に上手く入れずに、淡々と仕事をこなすだけの毎日に嫌気がさしています。

昼休みも、仲良しグループはみんなでお弁当を作ってきて、社内で食べていますが、Kさんは料理をしないので、昼休みもひとりでファストフードなどですませることが多く、職場の先輩とは仕事で必要な会話しかできていません。

選択理論で考える

ポイントは以下の2点です。


①:Kさんの満たされていない欲求を把握すること。
②:具体的に行動できる見通しを作ること。

①:Kさんの満たされていない欲求を把握すること

職場でグループに入っていけないというのは、愛・所属の欲求が満たされていないと予想できます。

しかし、「それなら自分にもできそうだ」という納得感がないと、Kさんの自信にはつながらないことが推測できます。

とても小さな変化で構いません。人は、小さなことでも、うまくいった経験によって自信をつけることができるので、できそうなことを考えるのが良いでしょう。

②:具体的に行動できる見通しを作ること。

Kさんの話によれば、仕事で必要な話はしている、というのがポイントです。

行動例:仕事で必要なことを話すときに、一番仲の良い、あるいは優しい、話しやすい人に今度ランチをご一緒してもいいですか?と聞く

行動を起こすのが難しい場合は、コラム法やアクションプランなどを用いてみましょう。

 

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