コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「問題解決のために行動する」

コミュニケーション「気になるニュース」

火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行っています。

働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。

雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。

今回のテーマは「気になっているニュース」です。

最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。

色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!

  • 航空会社がペットと一緒に搭乗できるサービスを開始
  • 能登半島地震、津波被害あるも5分で避難し全員無事
  • 運転手不足で運送会社の倒産が相次いく「2024年問題」

いずれも今後も気になる内容でしたね!

引き続きスムーズな雑談をするために、質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!

認知行動療法講座

前回は、自分自身のコラムの作成を行いました。

今回は、問題を解決するため、自分で行動を起こす準備についてです。

問題解決のために行動する

コラム法で、自動思考に変わる考え(適応的思考)を見つける練習をしてきました。

コラム法によって考え方を変えるだけでも、怒りや落ちこみといったネガティブな気持ちは軽減されますが、0になるわけではありません。

また、そのようなネガティブな気持ちが浮かぶことになった、大元の状況についても、解決はしていません。

考え方を変え、問題を解決するためには、必ず実際の”行動”が必要になります。

行動しなければいけないのなら、最初からコラム法など必要なかったのではないか、と思われるかもしれません。

しかし、行動を起こすためにこそ、事前に考え方を見直すことは有効なのです。

一例として、「家の外に出るのが怖くなってしまった」場面を考えてみます。

家の外に出ると、何か悪いことが起きるのではないか、嫌な思いをするのではないか、という予測が、家から出られない理由です。

これを解決する一番の方法は、「家の外に出て、問題が起きないことを確かめる」こと。つまりは行動です。

しかし、そもそも家から出られないから困っているのに、家から出ることで解決する、というのは、不可能なことに見えますよね。

そこで役立つのが、コラム法による考え方の見直しなのです。

コラム法によって、「家の外に出ると、何か悪いことが起きる」という自動思考を、「世の中の人の多くは毎日外に出ているし、自分が昔外に出ていた時も、毎回嫌な思いをしていたわけではない」といった適応的思考に変えてみたらどうなるでしょうか。

元々の自動思考しかなかった状態と比べたら、行動に挑戦するハードルが下がっているのではないかと思います。

このように、「認知」を見直すことで行動のハードルを下げ、その後実際に「行動」を起こすことで、問題の解決へと向かっていくことができるのです。

 

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