新聞読解「戻らぬ『定期』補う収入期待」/就活SST「言葉通りでない表現のとらえ方」

新聞読解「戻らぬ『定期』補う収入期待」

以下、記事の要約です。

JRや私鉄など鉄道各社が、対象や期間を限定した割安運賃やサービスを増やしている。

こども料金を全区間均一として大幅に値下げしたり、休日限定で運賃分の全額をポイント還元したりするなど多様な施策が登場してきた。

顧客のニーズにきめ細かく対応して主力の通勤・通学以外でも鉄道の利用を促し、収入増加につなげる狙いがあるようだ。

このテーマについての利用者さんの意見

  • 子供料金の割引は、家族旅行などで利用しやすく良い
  • 1万円でエリア内乗り放題のプランがお得で気になる。

鉄道利用者と鉄道会社の双方にとって得のあるプランがどんどん出てくると良いですね!

就活SST

前回は、様々な場面を例に、どのような話し方が望ましいのか考えました。

今回も引き続き、前回とは違った場面における話し方について考えていきます。

言葉通りでない表現のとらえ方

前回のプログラムで、言葉通りの意味ではない指示であったために、上手くいかなかった場面を紹介しました。

「言葉通りでない」表現について、考えてみましょう。

「好きにやってくれていいから」

この言葉を受けて、100%自己流で進めたら、怒られてしまうことでしょう。

この言葉や、「適当にやっておいて」や「だいたいでいい」などの表現は、実際には「基準や決まりを守った上で工夫しても良い」といった意味で使われます。

そのため、100%の自己流というわけではなく、所属しているグループなどで一般的に行われている方法を順守した上で、+アルファの工夫ができるかどうかを考えて見ると良いでしょう。

「受付で立っていればいいから」

この言葉を受けて、何もせず受付で立っていたら、怒られてしまいます。

この表現には、「受付で必要な仕事をして欲しい」といった意味が含まれています。

それなら最初からそう言って欲しい、と思われるかもしれませんが、「難しい仕事じゃないから、安心してほしい」といった言外の意味が含まれ、選ばれる表現であると考えられます。

しかし、実際には何をすればいいかわからないこともあると思うので、自信がなければ「何をすればいいですか?」等と聞いて確認しておきましょう。

「ちょっと鏡を見てきて」

この言葉を受けて、ただ鏡を見てそのまま帰ってきたら、呆れられてしまうでしょう。

この表現で本当にして欲しいことは、「鏡を見る」ことではなく、「鏡に映っているものを見る」こと。

つまりは、自分自身の姿を見てくることです。

そして、さらにそこに付け加えれば、見てくるのは「自分自身の、不適当な身だしなみ」であると考えられます。

顔が汚れているとか、寝癖がついてしまっているなどといった身だしなみの問題点を注意され、直してくるように言われていると考えてください。

これについても、それならそうと直接言って欲しい、と思われるかもしれません。

しかし、人前で直接的に身だしなみを注意すると恥をかかせてしまうため、気を利かせて使われるのがこの言い回しです。

困らせるつもりはないどころか、相手のことを思っての発言なのです。

 

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