就活SST「頼み方の実例」
新聞読解「『70歳以上働く』最多39%」
以下記事の要約です。
日本経済新聞社は2023年10~11月に郵送で世論調査をした。
働き方・社会保障に関する質問で何歳まで働くつもりか尋ねたところ、70歳以上の回答が39%で、18年の調査開始以来最も高かった。
将来不安に感じることは7割が「生活資金など経済面」をあげた。
このテーマについての利用者さんの意見
- 働くには健康が必要になるが、健康の維持には働いてお金を稼ぐ必要がある。
- 生きがいや地域とのつながりのためではなく、お金のために働き続けなくてはいけないというのは残念に思う
- 歳を取り働くのが難しくなっても働き続けなければいけないのは社会の仕組みから改善の必要がある
- 将来を見据えてお金を残さなければいけないと思った
自分たちが高齢者になる頃の社会はどうなっているのか、意識していかないといけないですね!
就活SST
前回は、人になにかを頼むときのポイントについて考えました。
今回は、特定の場面で、どんな頼み方があるか、考えてみました。
頼み方の実例
前回、人になにかを頼むときの方法について考えました。
今回は、「自分の仕事の確認を同僚に頼みたいが、相手が忙しそう」という場面を例に、頼み方について考えました。
前回、頼むときのポイントとして、
1.相手の状況を確認してから頼む
2.表情や身体の向きなどの「非言語情報」に気を付ける
3.「私メッセージ(アイメッセージ)を使う」
の3つを紹介しました。
この場面であれば、例えば以下のような頼み方が考えられます。
「今大丈夫?実は、今書類を作成しているんだけど、ちょっと自信なくて・・・少し目を通してもらえると嬉しいんだけど・・・」
一方で、以下の頼み方については、どう思われるでしょうか?
「ご多忙中恐れ入りますが、この書類の不備をご指摘していただければ幸いです。」
「やっとおわったよ~。ちょっとこれ見といてくれない?」
これだけ見れば、前者の頼み方は非常に好感触で、後者の頼み方は論外と思われるかもしれません。
前回紹介した頼むときのポイント等から考えれば、前者の方が望ましい頼み方であると言えるでしょう。
しかし、必ずしも、丁寧であることが望ましいとは限らないことには注意が必要です。
例えば、今回は同僚に頼むという場面が例になっています。
それであれば、前者の頼み方はあまりにも丁寧すぎてむしろ場面にそぐわなかったり、距離感を感じさせてしまう恐れがあります。
反対に、相手との関係性が築けているならば、後者のようなフランクな頼み方のほうが自然に感じられる場合もあるのです。
原則としては、前回も紹介したポイントを意識することをおすすめしますが、それだけに固執するのではなく、場面や関係性に合わせた伝え方を考えることが重要です。