コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「10種類の認知の歪み」
目次
コミュニケーション「気になるニュース」
火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行っています。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「気になっているニュース」です。
最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。
色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!
- 国営ひたち海浜公園のネモフィラ
- スマホは子供に何歳から持たせる?
- 転職の魔王様のドラマが共感できる
- マダニが恐ろしい
いずれも今後も気になる内容でしたね!
引き続きスムーズな雑談をするために、質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!
認知行動療法講座
前回は、自動思考に含まれる特徴的な認知の歪みについてお話しました。
今回は、認知の歪みを10種類のパターンに分類し、ご紹介します。
10種類の認知の歪み
ネガティブな気持ちを作ってしまう自動思考には、類型があると言われています。
今回はそんな”認知の歪み”の10パターンを紹介します。
①白黒思考
曖昧な状態を許容できず、物事すべてを白か黒かと極端に二分して考えてしまう。
「ミスがあったから、今日の仕事は失敗だ」など
②極端な一般化
1度や2度起こっただけの失敗・悪い出来事を、常に当然のごとく起きるコトだと思いこむ。
「自分は職場の全員に嫌われている」など
③心のフィルター
ものごとの良い部分をまるで意識できなくなり、悪いことばかりを思い出してしまう。
「すれ違った人に嫌味なことを言われた。今日は最悪の一日だ」など
④マイナス化思考
良い部分を遮断する心のフィルターに対して、マイナス化思考は良いことを良いと考えられなくしたり、良いことを悪いことに置き換えてしまう。
「よくできたと褒められたが、できるのは当たり前のことで褒められるようなことではない」など
⑤結論への飛躍
明確な根拠がないにも関わらず結論付けてしまう。”心の読みすぎ”と”先読みの誤り”に分類できる。
・心の読みすぎ
人の断片的な行動や発言で、その人がどう思っているかを決めつけてしまう。
「あの人は自分を誘ってくれなかった。自分は嫌われているんだ」など
・先読みの誤り
だれにもわかるはずがない将来を決めつけてしまう。
「明日のプレゼンで失敗して、酷いことを言われるんだ」など
⑥過大評価・過小評価
自分の失敗や悪いところを必要以上に大きく、自分の成功や良いところを極端に小さく考える。
あるいは他人の場合はその逆に考える。
「あの人は立派に仕事をこなしていたが、自分は全然大したことをしていない」など
⑦情緒的な理由付け
その時の自分の感情に基づいて現実を判断する。
「イライラする。こんなもの、もうどうなったって構わない」など
⑧べき思考
「こうするべきだ」「ああするべきではなかった」と過去を思い出して悔やんだり、自分のルールを絶対のものとして考える
「上司なのに大人らしい行動をしていないのはおかしい」など
⑨レッテル貼り
自分や他人に柔軟性のないイメージを創り上げて、そのイメージを固定してしまう。
「あの人は頑固だから、どうせ話を聞いてくれない」など
⑩自己関連付け
何か悪いことが起きると、それが自分に関係なくとも自分のせいであると責める。
「上司の機嫌が悪い。自分が何かしたからだ」など